タイ・スマイル、国内線路線網をさらに拡充 ドンムアン空港への再就航も視野

シェア

タイ国際航空子会社のタイ・スマイル(Thai Smile)は今月だけで既に国内線4路線の新規就航を果たしましたが、今後さらに国内線ネットワークを拡大することを表明。また、ドンムアン空港発着路線の再開を計画していることも明らかにしています。

タイ・スマイルのエアバスA320型機
タイ・スマイルのエアバスA320型機

同社のチャリター・リーラーユットCEOが地元メディアのインタビューに答えたもので、既にタイ民間航空局に申請済みの路線としてバンコク・スワンナプーム空港発着でルーイ、ラノーン、ローイエット、トランの4路線を挙げ、またバンコク路線以外ではコーンケン~ハジャイ線及びウボンラチャターニー~ハジャイ線にも就航予定とのこと。

การบินไทยอุ้มต่อ “ไทยสมายล์” เพิ่มไฟลต์บิน-ขยายฮับดอนเมือง – ประชาชาติธุรกิจ



同社の保有機材は20機あり、コロナ禍以前は国内線・国際線にそれぞれ10機ずつを投入していたものの、国内線だけの運航となった現在は14機のみ使用。そのため、これはまだ決定事項ではないとしながらも、スワンナプーム空港に次ぐバンコク第2のハブ空港としてドンムアン空港発着便を復活させる計画にも言及しています。

同社は設立当初からスワンナプーム空港をハブ空港としていたものの、2014年8月に国内線の一部をドンムアン空港に移転。その後しばらくは両空港を併用していましたが、2017年1月以降は再び国内線・国際線共に全てスワンナプーム空港発着となっています。

タイでは、これまでドンムアン空港をハブ空港としていた格安航空会社のタイ・エアアジア(Thai AirAsia)が、今年9月よりスワンナプーム空港発着路線の運航を開始しています。

関連記事タイ・スマイル、12月よりスワンナプーム空港のチェックインカウンターを移転