チャオプラヤー川に電動ボートを使用した新たな定期船が誕生 12月23日より運航開始し来年2月半ばまでは運賃無料

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タイのチャオプラヤー川の定期船と言うとロングテールボートを使用したチャオプラヤーエクスプレスが有名ですが、そのライバルともなる新たな定期船が12月23日(水)から運航されます。

Energy Absolute facebookページより
Energy Absolute facebookページより

排気ガスや騒音の無い電動ボートを使用してノンタブリー県とバンコク中心部を結ぶもので、試験期間として2021年2月14日までは運賃無料。運航開始に先立ち12月22日にはプラユット首相らを招いての式典・試乗を行うとのこと。

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使用される電動ボートは電気自動車メーカーでもある地場のエナジー・アブソルート(Energy Absolute)社が開発した双胴船。全長23.97メートル、幅7メートル、定員は50人、最高速度16ノット。

試験期間中の運航ルートはプララーム5船着場~サトーン船着場間で、船6隻を導入。平日は通勤・通学者をメインに、週末は観光用としての利用を考慮。船着場もそれぞれ以下のように異なるため注意が必要です。

月~金

プララーム5船着場
↓↑
プララーム7船着場
↓↑
キアッカイ船着場
↓↑
テウェート船着場
↓↑
プラーンノック船着場
↓↑
パーククローン市場船着場
↓↑
ラーチャウォン船着場
↓↑
クロムチャウター船着場
↓↑
CATタワー船着場
↓↑
サトーン船着場

土・日・祝

ターチャーン船着場
↓↑
ワットアルン船着場
↓↑
ワットカランヤナーミット船着場
↓↑
クロムチャウター(港湾局)船着場
↓↑
CATタワー船着場

来年2月15日以降は有料となり、ルートもプラナンクラオ橋船着場~サトーン船着場、プララーム7船着場~サトーン船着場、プラピンクラオ船着場~サトーン船着場の3路線を運航予定。使用する船も計27隻まで増加させるとのこと。

現在はチャオプラヤーエクスプレスボートがほぼ独占しているチャオプラヤー川水上輸送の勢力図を変えることができるのか注目されます。

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