タイ、「エリア隔離」導入に向け準備 パタヤやプーケットなどが対象に

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タイでは、外国人旅行者向けの新たな隔離検疫方法としてエリア隔離(Area Quarantine)を導入することを計画しています。

パタヤビーチ

これは、先月から試験的に運用が始まったヴィラ隔離(Villa Quarantine)と同様に、最初の数日間は部屋内で検疫期間を過ごし、その後はホテルの敷地内にある飲食店、プール、プライベートビーチなどを利用できるようにするというもの。

現在、観光・スポーツ省(Ministry of Tourism and Sports: MOTS)が政府への提出を準備している案では、外国人旅行者に人気の高い5か所(プーケット、パタヤ、サムイ島、クラビー、チェンマイ)にある宿泊施設が対象となる予定で、利用者は最初の3日間のみ客室内で隔離され、残りの11日間はホテル敷地内を自由に行動できるとのこと。

以下のように既に5か所で計50以上の宿泊施設が同プログラムへの参加を希望しているため、料金的にもヴィラ隔離に比べて割安となるとしています。

プーケット 24か所(計2,752室)
チョンブリー(パタヤ) 16か所(計2,522室)
サムイ島 10か所(計288室)
クラビー 7か所(計1,024室)
チェンマイ 1か所(130室)

ดันฉีดวัคซีน5เมืองท่องเที่ยวหลัก! สร้างการยอมรับ‘เที่ยวไทยไม่กักตัว’ – กรุงเทพธุรกิจ
 
同省のピパット大臣は、「エリア隔離」は今月中には政府認可される見込みであるとし、ワクチン接種者に隔離無しでの渡航を認める「ワクチンパスポート」導入には時間がかかるため、まずはこの隔離方法で外国からの観光客を呼び込みたいとしています。

Tourism ministry mulling subsidies for firms – Bangkok Post

なお、同大臣はロシアからプーケットへのチャーター機による団体が「エリア隔離」の第1陣となる予定であることも明らかにしています。