タイではプーケットやサムイ島などを除き入国時には14日間の隔離検疫期間が課せられていますが、10月1日からはこれが一部緩和され、ワクチン接種を規定回数完了している場合は7日間に短縮されます。
本日行われた新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)本会議で原則承認されたもので、ワクチン接種完了から少なくとも14日以上経過していることが条件。対象者は入国時及び入国後6~7日目の計2回PCR検査を受ける必要があります。
また、ワクチン未接種者でも空路での入国は隔離を10日間に短縮。この場合、PCR検査は入国時及び入国後8~9日目の2回。ワクチン未接種尚且つ陸路での入国はこれまで通り14日間となります。
タイでは今年4月に一時的に入国者の隔離期間を7日間や10日間に短縮する措置を取っていましたが、国内での感染者数が増加したことを受け5月には再び現行の14日間に戻した経緯があります。
隔離期間中の宿泊施設(AQ)での行動制限も4月同様に緩和され、ホテル内のプールやフィットネスジム、またデリバリーなども利用できるようになるとのこと。
タイ政府は11月からバンコク、チェンマイ、パタヤなどでワクチン接種者を対象に隔離無しでの外国人旅行者受け入れを開始する予定で、それまでは暫定的にこのルールが適用されます。
なお、日本政府が発行するワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は既にタイで有効。現在は対象地域はプーケット島、サムイ島、パンガン島、タオ島に限定されていますが、10月からはバンコクから入国する場合でも隔離期間短縮のために使用できることになります。
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧 | 外務省 海外安全ホームページ