タイ、入国税300バーツの導入は6月からに延期見込み

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タイ政府が外国人旅行者を対象に導入を予定している入国税(観光税)について、開始時期は当初予定してた4月から2か月間延期され6月からになる見込みです。

バンコクのドンムアン空港

ピパット観光・スポーツ相が明らかにしているもので、新税の導入は閣議承認を経て官報掲載後となるため相応の時間が必要としています。

徴収された税は観光地における開発整備の財源として使われることになりますが、300バーツ(約1,100円)のうち50バーツ(約180円)は旅行者向けの傷害保険として使用され、旅行者がタイ滞在中に怪我・病気をした場合は医療費として最大50万バーツ、死亡時は最大100万バーツが支払われるとのこと。

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なお、同様の税は日本でも「国際観光旅客税」という名称で2019年1月から導入されていて、出国する旅客から一律1,000円を徴収しています。タイの場合は外国人限定で、さらに当初は対象は空路のみとなる予定で陸路や海路については今後検討するとしています。

国際観光旅客税について | 国税庁