タイに入国する外国人旅行者を対象とした入国料の徴収が延期される見込みです。
当初、タイ政府では6月1日から入国料を徴収する予定で既に閣議での承認も得ているものの、ピパット観光・スポーツ大臣によると空路での徴収方法について問題が生じているため予定していた期日には間に合わない公算が高いとしています。
空路入国では航空券発券時に航空運賃などと合わせて入国料300バーツ(約1,200円)を徴収する予定でしたが、タイ人は免除されることに加え、外国人でも外交・公用旅券保持者や労働許可証保持者は免除対象となるなど一律徴収ではないことがネックになっているとのこと。
国際航空運送協会(IATA)やタイ航空会社代表者協議会(BAR)からの書簡では、乗客ごとに徴収・非徴収を分けることはできないことや不平等な徴収は国際民間航空機関(ICAO)のポリシーに反していること、さらに個人情報保護法(PDPA)の観点からも航空会社が必要以上の個人情報を取得することはできないことなどが指摘されています。
ピパット大臣によると新たな開始予定日は9月1日で、全ての入国者から一律に徴収し免除対象者には還付という形で返金するといった方法を現在検討中であるとしています。
ค่าเหยียบแผ่นดินวุ่น “พิพัฒน์” เลื่อนวันจัดเก็บ-ปรับวิธีการใหม่ | ฐานเศรษฐกิจ