東南アジア各国の空港使用料を比較(2023年版) 高い空港と安い空港は?

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空港を利用する際に必要となる空港使用料(空港税)。以前は空港で直接支払うことも多かったですが現在は航空券購入時に運賃などと共に徴収されるのが一般的となっています。

バンコクのスワンナプーム空港
バンコクのスワンナプーム空港

そのため正確な料金について意識することが少なくなりましたが、実際に東南アジアの各空港ではいくら必要なのか調べ比較してみました。

今回は国際線を出発する旅客が支払う料金を調査(各国政府が課している出国税の類も含む。いずれも2023年11月16日時点でのデータ)。

シンガポール

チャンギ空港 
旅客サービスおよび保安料 43.4シンガポールドル
航空税 8.0シンガポールドル 
空港開発税 10.8シンガポールドル
計62.2シンガポールドル(約6,960円)

ベトナム

ノイバイ国際空港(ハノイ)
旅客サービス料 25ドル
旅客サービス保安料 2ドル
計27ドル(約4,080円)

タンソンニャット国際空港(ホーチミン)
旅客サービス料 20ドル
旅客サービス保安料 2ドル
計22ドル(約3,330円)

ダナン国際空港
旅客サービス料 20ドル
旅客サービス保安料 2ドル
計22ドル(約3,330円)

タイ

スワンナプーム空港(バンコク)
空港使用料 700バーツ
事前旅客情報システム費 35バーツ
国際線発着手数料 15バーツ
計750バーツ(約3,190円)

ドンムアン空港(バンコク)
空港使用料 700バーツ
事前旅客情報システム費 35バーツ
国際線発着手数料 15バーツ
計750バーツ(約3,190円)  

※プーケット空港、チェンマイ空港なども同額。

インドネシア

スカルノ・ハッタ国際空港ターミナル3(ジャカルタ)
旅客サービス料 266,400ルピア
計266,400ルピア(約2,580円)

スカルノ・ハッタ国際空港ターミナル2(ジャカルタ)
旅客サービス料 177,600ルピア
計177,600ルピア(約1,720円)

ングラ・ライ国際空港(バリ島)
旅客サービス料 240,000ルピア
計240,000ルピア(約2,330円)

フィリピン

ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)
旅客サービス料 550ペソ
計550ペソ(約1,490円)

マクタン・セブ国際空港(セブ)
旅客サービス料 935ペソ
計935ペソ(約2,530円)

マレーシア

クアラルンプール国際空港(ASEAN域内行き)
旅客サービス料 35リンギット
マレーシア出国税(エコノミー) 8リンギット
調整サービス料 1リンギット
計44リンギット(約1,410円)

クアラルンプール国際空港(ASEAN域外行き)
旅客サービス料 73リンギット
出国税(エコノミー) 20リンギット
調整サービス料 1リンギット
計94リンギット(約3,020円)

クアラルンプール国際空港(ASEAN域内行き)
旅客サービス料 35リンギット
出国税(ファースト、ビジネス) 50リンギット
調整サービス料 1リンギット
計86リンギット(約2,760円)

クアラルンプール国際空港(ASEAN域外行き)
旅客サービス料 73リンギット
出国税(ファースト、ビジネス) 150リンギット
調整サービス料 1リンギット
計224リンギット(約7,220円)

※コタキナバル空港、ペナン空港、スナイ空港(ジョホールバル)なども同額。

カンボジア

プノンペン国際空港
旅客サービス保安料 30ドル
民間航空料 5ドル
計35ドル(約5,300円)
 
シェムリアップ国際空港
旅客サービス保安料 30ドル
民間航空料 5ドル
計35ドル(約5,300円)

ラオス

ワッタイ国際空港(ビエンチャン)
旅客サービス料 15ドル
国境通関税 9.5ドル
計24.5ドル(約3,710円)

ルアンパバーン国際空港
旅客サービス料 15ドル
国境通関税 9.5ドル
計24.5ドル(約3,710円)

ミャンマー

ヤンゴン国際空港
旅客サービス料 20ドル
事前旅客情報システム費 3.25ドル
計23.25ドル(約3,520円)

マンダレー国際空港
旅客サービス料 20ドル
事前旅客情報システム費 3.25ドル
計23.25ドル(約3,520円)

ブルネイ

ブルネイ国際空港
旅客サービス料 12ブルネイドル(約1,300円)
計12ブルネイドル(約1,340円)

日本円に換算した場合、安い順に並べたものが以下(為替レートは11月16日時点のものを使用)。比較対象として日本の主要空港も加えてあります(国際観光旅客税も含む)。

ブルネイ 約1,340円(12ブルネイドル)
クアラルンプール(ASEAN域内、エコノミー) 約1,410円(44リンギット)
マニラ 約1,500円(550ペソ)
スカルノハッタ(T2) 約1,720円(177,600ルピア)
福岡 2,090円
バリ 約2,330円(240,000ルピア)
セブ 約2,530円(935ペソ)
関西(T2) 2,570円
スカルノハッタ(T3) 約2,580円(266,400ルピア)
中部(T2) 2,650円
クアラルンプール(ASEAN域内、ビジネス・ファースト) 約2,760円(86リンギット)
成田(T3) 2,920円
クアラルンプール(ASEAN域外、エコノミー) 約3,020円(94リンギット)
スワンナプーム 約3,190円(750バーツ)
ドンムアン 約3,190円(750バーツ)
タンソンニャット 約3,330円(22ドル)
ダナン 約3,330円(22ドル)
ヤンゴン 約3,520円(23.25ドル)
マンダレー 約3,520円(23.25ドル)
新千歳 3,610円
ビエンチャン 約3,710円(24.5ドル)
ルアンパバーン 約3,710円(24.5ドル)
羽田 3,950円
中部(T1) 3,970円
成田(T1,T2) 4,010円
ノイバイ 約4,080円(27ドル)
関西(T1) 4,100円
プノンペン 約5,300円(35ドル)
シェムリアップ 約5,300円(35ドル)
チャンギ 約6,960円(62.2シンガポールドル)
クアラルンプール(ASEAN域外、ビジネス・ファースト) 約7,220円(224リンギット)

なお、空港諸税は出発客に対して課せられることが多いですが一部空港・国では到着時に税を課しているケースもあります。東南アジアではタイが事前旅客情報システム料35バーツと国際線発着料15バーツの計50バーツ、ミャンマーでは事前旅客情報利用料3.25ドルは到着客も必要となっています。