マレーシア、乗り継ぎ客も空港使用料(PSC)が必要に 国際線PSCも改訂しASEAN域内行きは値上げ 日本行きなどは一部値下げ

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マレーシア航空委員会(MAVCOM)は、クアラルンプール国際空港など国内主要空港の空港使用料(以下PSC)を2024年6月1日に改定すると発表しています。

クアラルンプール国際空港ターミナル2
クアラルンプール国際空港ターミナル2

ASEAN域内行きのPSCを値上げすることに加え、これまで対象外だった乗り継ぎ客もPSCが必要に。各空港のPSCは以下の通りに変更となります(新料金は2024年6月1日~2026年12月31日に適用)。

KLIAターミナル1

国際線(ASEAN域内):35リンギット→73リンギット
国際線(ASEAN域外):73リンギット(据え置き)
国際線乗り継ぎ: 無し→42リンギット

国内線:11リンギット(据え置き)
国内線乗り継ぎ: 無し→7リンギット

KLIAターミナル2及び他空港

国際線(ASEAN域内):35リンギット→50リンギット
国際線(ASEAN域外):73リンギット→50リンギット(引き下げ)
国際線乗り継ぎ: 無し→29リンギット

国内線:11リンギット(据え置き)
国内線乗り継ぎ: 無し→7リンギット

KLIAターミナル2やコタキナバル国際空港から日本への直行便を利用する場合はこれまでの73リンギットから50リンギットへと多少安くなります。

なお、ジョホールバルのスナイ国際空港については下記のPSCを適用。

スナイ空港

国際線(ASEAN域内):35リンギット→50リンギット
国際線(ASEAN域外):73リンギット→50リンギット(引き下げ)
国際線乗り継ぎ: 無し→29リンギット
国内線:11リンギット→16リンギット
国内線乗り継ぎ: 無し→10リンギット

リンギット安ということもあり、マレーシアの各空港からASEAN域内へのPSCは東南アジア内ではこれまで最安値レベル(エコノミークラスの場合)でした。

関連記事: 東南アジア各国の空港使用料を比較(2023年版) 高い空港と安い空港は?

なお、マレーシアのPSCは航空券発券時に運賃などと共に徴収されます。詳細はMAVCOMの以下アナウンスよりどうぞ。

MAVCOM Announces Revisions to the Aviation Services Charges (ASC)