タイバーツの為替レートが上昇を続けています。
先日、以下の記事を書いた時点では1ドル32.9~33バーツでしたがこの1週間でさらにバーツ高が進行。現在は1ドル32.4~32.5バーツ前後。
関連記事: タイバーツ、ドルに対し急騰 アジア通貨危機後の1998年以来の上昇率に
現在、バーツは円に対しても上昇中。
市場において円とバーツの直接取引というのはごく僅かで、基本的にはドル円とバーツドルのレートを掛け合わせた合成通貨ペアです。当然、バーツが円以上にドルに対して上昇した場合は円バーツの為替レートは下落することになります。
円バーツのレートは今年8月初めには円高ドル安の影響を受ける形で一旦は0.2450程度まで上昇したものの、それ以降は再び下落。特に、この2週間ほどは下落幅が大きくなっています。
アジア通貨危機の起こった1997年半ば以降のレートを見ても、現在は今年7月の安値を更新して27年ぶりの安値となっています。
試しに、タイで最も有名な両替商の一つであるスーパーリッチ1965(Superrich 1965)の本店のレートをチェックしてみると円からバーツへの両替レートは0.2230(9月27日午前時点)。つまり1万円を替えても2,230バーツにしかなりません。