バンコク首都圏の都市鉄道、建設状況と開通予定

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タイ運輸省鉄道局(Department of Rail Transport: DRT)は、バンコク首都圏で建設中の都市鉄道各路線の進捗状況及び開通予定を明らかにしています。

タイ運輸省鉄道局ホームページより
タイ運輸省鉄道局ホームページより

まず、現在(2021年2月時点)は以下の路線が開通済みで路線長は既に合計170km以上に。

パープルライン(下図1)
クローンバーンパイ駅~タオプーン駅(約23km)

ブルーライン(下図2、3、7)
バンスー駅~フアランポーン駅(約20km)
フアランポーン駅~ラックソーン駅(約14km)
バンスー駅~タープラ駅(約13km)

グリーンライン(下図4、5、8)
ナショナルスタジアム駅~バンワー駅(約14km)※ダークグリーンライン
モーチット駅~ケーハ駅(約37.1km)※ライトグリーンライン
モーチット駅~クーコット駅(約18.7km)※ライトグリーンライン

エアポートレールリンク(下図6)
パヤータイ駅~スワンナプーム空港駅(約28.7km)

ゴールドライン(下図9)
クルントンブリー駅~クロンサーン駅(約1.9km)

タイ運輸省鉄道局ホームページより
タイ運輸省鉄道局ホームページより

各路線はカラー名で統一して呼ばれるケースが増えていて、BTSシーロム線はダークグリーンライン、BTSスクンビット線はライトグリーンラインとなっています。



次に、今後開通する路線・区間及び供用開始時期は以下の通り(2021年2月時点での情報)。

2021年

レッドライン
バンスー中央駅~ランシット駅(約26.3km)※ダークレッドライン
バンスー中央駅~タリンチャン駅(約15.3km)※ライトレッドライン

2022年

ピンクライン(モノレール)
ノンタブリーシビックセンター駅~ミンブリー駅(約34.5km)
イエローライン(モノレール)
ラープラオ駅~サムローン駅(約30.4km)

2023年

レッドライン
ランシット駅~タマサート大学ランシットキャンパス駅(約8.8km)※ダークレッドライン
タリンチャン駅~サーラーヤー駅(約14.8km)※ライトレッドライン
タリンチャン駅~シリラート駅(約5.7km)※ライトレッドライン

2024年

オレンジライン
タイ文化センター駅~イェークロムクラオ駅(約22.5km)

2025年

レッドライン
バンスー中央駅~フアランポーン駅(約5.8km)※ダークレッドライン
バンスー中央駅~フアマーク駅(約20.1km)※ライトレッドライン

2026年

オレンジライン
タイ文化センター駅~バーンクンノン駅(約13.4km)

2027年

エアポートレールリンク
パヤータイ駅~ドンムアン空港駅(約21.8km)
パープルライン
タオプーン駅~クルナイ駅(約23.6km)

開業年未定(計画段階)

グリーンライン
ケーハ駅~バンプー駅(約9.5km)※ライトグリーンライン
ラムルーカー駅~クーコット駅(約6.5km)※ライトグリーンライン
ブルーライン
ラックソーン駅~プッタモントンサーイ4駅(約8km)
レッドライン
フアランポーン駅~マハーチャイ駅(約38km)※ダークレッドライン
ピンクライン
シーラット駅~ムアントンターニー湖駅(約3km)
イエローライン
ラープラオ駅~パホンヨーティン24駅(約2.6km)
ゴールドライン
クローンサン駅~プラチャーティポック駅(約0.9km)
ブラウンライン
ノンタブリーシビックセンター駅~ラムサーリー駅(約22.1km)
グレーライン
ワチャラポン駅~タープラ駅(約39.9km)
ライトブルーライン
プラチャーソンクロ駅~チョンノンシー駅(約9.5km)

今年以降、2027年までは毎年新路線の開通または既存路線の延伸が予定されていて、2027年には路線長は合計で400km以上にまで増加。さらに計画段階のものを含めると全14路線で路線長550km以上、駅数も計367駅になるとのこと。

現在建設中の路線ではレッドライン(第1フェーズ)は2路線共にほぼ完成済み、ピンクライン(第1フェーズ)とイエローライン(第1フェーズ)は全体の7割程度、オレンジライン(第1フェーズ)も土木工事については7割程度まで進んでいます。マスタープラン詳細は以下の鉄道局ホームページよりどうぞ。

โครงข่ายรถไฟฟ้าในเขตกรุงเทพฯ และ ปริมณฑล 14 สายทาง ระยะทาง 553.41 กม. 367 สถานี