先週、外務省から海外在留邦人統計の最新版が発表されています。
3か月以上海外に在留している長期滞在者と永住者が対象で、各在外公館に提出されている在留届を基礎資料としつつ、日系企業や邦人留学生が在籍する大学などにも調査票を配布して、より正確な数をフォローアップしているようです。
データを見てみると、世界全体ではアメリカが397,937人とダントツで多く、次いで中国、オーストラリア、イギリス、カナダ、ブラジル、タイとなっています。永住者を除いた長期滞在者のみの数値だと、アメリカ、中国、タイ、英国の順でした。
アジア各国のデータは以下のようになっています。
海外在留邦人数 アジア編
(出典:外務省 海外在留邦人数調査統計 平成24年速報版)
順位 | 国・地域 | 男性(人) | 女性(人) | 総数(人) |
---|---|---|---|---|
1位 | 中国 | 95,096 | 45,835 | 140,931 |
2位 | タイ | 33,264 | 16,719 | 49,983 |
3位 | 韓国 | 11,796 | 18,586 | 30,382 |
4位 | シンガポール | 13,756 | 12,276 | 26,032 |
5位 | 台湾 | 13,498 | 8,998 | 22,396 |
6位 | フィリピン | 12,364 | 5,338 | 17,702 |
7位 | インドネシア | 8,047 | 4,422 | 12,469 |
8位 | マレーシア | 6,140 | 4,261 | 10,401 |
9位 | ベトナム | 6,456 | 2,857 | 9,313 |
10位 | インド | 3,566 | 1,988 | 5,554 |
11位 | カンボジア | 655 | 546 | 1,201 |
12位 | パキスタン | 427 | 481 | 908 |
13位 | スリランカ | 489 | 393 | 882 |
14位 | ネパール | 358 | 482 | 840 |
15位 | バングラデシュ | 343 | 324 | 667 |
16位 | ラオス | 318 | 236 | 554 |
17位 | ミャンマー | 330 | 213 | 543 |
18位 | モンゴル | 272 | 187 | 459 |
19位 | モルディブ | 57 | 139 | 196 |
20位 | ブータン | 90 | 45 | 135 |
21位 | ブルネイ | 70 | 59 | 129 |
22位 | 東ティモール | 75 | 44 | 119 |
香港は中国のデータに含まれていますが、香港総領事館(マカオを含む)単独の数値だと22,561人となっていて、5位の台湾とほぼ同程度です。
中国からインドまでの上位10カ国のデータでは、男性対女性の比率が2対1ぐらいの国が多いことがわかりますが、例外はシンガポールと韓国で、シンガポールは男女比がほぼ同数、韓国に至っては女性が男性の2倍近い数字になっているのが目に付きます。
アジア以外の国のデータや在外公館毎の数値などの詳細は下記よりどうぞ。