台湾桃園国際空港第3ターミナルのデザインが決定

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台湾桃園国際空港で建設が計画されている第3ターミナルのコンペティション結果がこのほど発表され、イギリス人建築家リチャード・ロジャース率いるロジャース・スターク・ハーバー・アンド・パートナーズ(rogers stirk harbour + partners)の案が採用されることになったようです。

完成予想動画がこちら。

Taiwan Taoyuan Airport Terminal 3 from Rogers Stirk Harbour + Partners on Vimeo.

同建築事務所はロンドン・ヒースロー空港ターミナル5、マドリード・バラハス空港ターミナル4などの空港ターミナルを手掛けた実績があるほか、台湾では高雄の中央公園駅も彼らの手によるものとのこと。

公式サイトのアナウンスでは、完成は2020年を予定。延べ床面積64万平米、年間旅客対応能力4,500万人という巨大なターミナルとなり、海に囲まれた美しい景観を持つ台湾に相応しく、波や貝殻を思わせる柔らかな曲線を描いた外観が印象的です。

台湾桃園国際空港のターミナル1が開業したのは1970年代末、ターミナル2もオープンから既に15年ほど経っていて、最近は空港内の混雑も目立つようになってきていますね。

実際、利用者数は2010~2014年の過去5年間で1千万人以上増加していて、アジアでも最も成長率の高い空港の一つとなっています。現在空港側はターミナル2を拡張するなどして対応していますが、新たにこのターミナル3が開業すれば利便性も大きく向上するのではないかと思います。