タイ・ベトジェットエアが国内線定期便開設へ 9月から3路線に就航

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タイの格安航空会社タイ・ベトジェットエア(Thai Vietjet Air)が9月15日より国内線定期便を開設することを明らかにし、本日予約受付を開始しています。

同社は既にエアバスA320を2機保有しているものの、これまではインドやベトナムへのチャーター便を運航するに留まっていました。第一段階としてまずは、バンコク~チェンマイ(1日2往復)、バンコク~プーケット(1日1往復)、プーケット~チェンラーイ(週3往復)の3路線に就航。

ベトジェットエアのフライト検索画面
ベトジェットエア公式サイトのフライト検索画面

全路線ともに使用機材はエアバスA320(エコノミー180席)。予定されている各路線の就航日及びフライトスケジュールは以下の通りです。

バンコク(スワンナプーム)⇔プーケット (2016年9月15日~)
VZ306 BKK14:10 HKT15:40 火・木・土
VZ300 BKK19:05 HKT20:35 月・水・金・日

VZ301 HKT21:25 BKK22:55 月・水・金・日
VZ307 HKT22:00 BKK23:30 火・木・土

プーケット⇔チェンラーイ (2016年9月15日~)
VZ110 HKT16:50 CEI18:55 火・木・土
VZ111 CEI19:25 HKT21:30 火・木・土

バンコク(スワンナプーム)⇔チェンマイ (2016年9月26日~)
VZ100 BKK06:10 CNX07:30 毎日
VZ102 BKK19:10 CNX20:30 毎日

VZ101 CNX08:00 BKK09:20 毎日
VZ103 CNX21:20 BKK22:40 毎日

バンコク~プーケット線及びバンコク~チェンマイ線はタイの基幹路線だけあって数多くの航空会社が就航していますが、プーケット~チェンラーイ線については現在直行便はなく、タイ・べトジェットエアの便が唯一となります。

同社はベトナムのベトジェットエアとタイのカーンエア(kan Air)が共同で2013年末に設立したものの、経営方針の違いからカーンエアが事業から撤退。さらに運航者証明書(AOC)の取得の遅れやタイの政治状況不安定化などの影響も受け定期路線開設が延び延びになっていました。

Thai Vietjet Air Career
facebook – Thai Vietjet Air Career

当初予定よりはかなり遅れましたが、これでタイ国内線を運航するLCCは、タイ・エアアジア(Thai AirAsia)、ノックエア(Nok Air)、タイ・ライオンエア(Thai Lion Air)と合わせ計4社になります。

後発だけに、これからシェアを奪い路線を拡大していくことは簡単ではないでしょうね。タイでの知名度を上げるために、本家べトジェットエアが行なったような派手なプロモーション・セールを仕掛けてくるのかが注目です。

なお、既存のLCC3社はドンムアン空港をベースにしていますが、タイ・ベトジェットエアはベトジェットエアと同様に、バンコク発着便はスワンナプーム空港利用となりますのでお間違いなく。

Vietjet Air