バリ島ウブドで抜き取り詐欺師たちに遭遇

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夜9時頃、バリ島ウブドの目抜き通りであるラヤ・ウブド通りをぶらぶらと歩いていた時のこと。

途中、地元ブランドらしい服を取り扱う店があったので入ってみることに。店員1人だけの小さなショップです。

お土産用としてTシャツを物色していると、中東系らしき3人組(男2人、女1人)が入店。しばらくするとその内の男女2人がこちらに近づき親しげに話しかけて来ます。

「へロー」

(以下、実際の会話は英語です)

「僕たちサウジアラビアから来たんだけど君はどこから?」
『日本だけど』
「そうなんだ。実は僕らこの後日本にも行くんだよね」

今こうやって思い出しながら書いていると明らかに胡散臭いのがわかるのですが、この時は変わった連中だなと思った程度で特に警戒もせず会話を続けます。

「ところで、日本だったらこのTシャツいくらぐらいするの?」
『さぁ、これインドネシア製だろうから日本には売ってないと思うけど』
「そうなんだ」

それだけ言うと、今度はおもむろに男が自分の財布をバッグから取り出し、

「じゃあ、100ドルって日本円だといくら?」

こちらに長財布の中の米ドル札を見せつけながら尋ねてきます。財布は一見、札束でぎっしりという感じ。

この時点になって鈍い自分でも流石にピンと来ました。ああこれが噂に聞く、抜き取り詐欺なんだなと。

東南アジアではポピュラーな詐欺らしいのですが、実際に出会ったのはこの時が初めてでした。

この後、もしこちらが日本円を見せると、上手にそのうちの何枚かを抜き取ると言う手口です。冷静になって観察すると3人組のもう1人は何やら店員と会話をして注意がこちらに向かないようにしていました。

携帯でこっそり写真を撮ってやろうとしたのですが、途中でその様子を勘付かれてしまい3人組は慌てて店を出て行ってしまいました。今回の騒動はここで終了。幸いにも被害は無し。

ウブドのプラ・ダラム・タマン・カジャ
ケチャダンスで有名なプラ・ダラム・タマン・カジャ

ホテルに戻ってからネットで調べてみるとこの詐欺は最近バリで多発しているとのことで、デンパサール日本領事館公式サイトにも情報が。

安全情報:在デンパサール日本国総領事館 – 抜き取り詐欺

詐欺グループはこの連中だけではないでしょうからあまり参考にはならないとは思いますが、今回遭遇した3人は見た目はいずれも20代後半~30代前半。男は2人とも細身。1人は眼鏡をかけていて、もう1人はボディバッグを前に斜めがけしていました。

サウジアラビア出身と言っていましたが、おそらく別の国でしょうね。今こうして考えてみると女性の服装がカジュアル過ぎますし、何より詐欺師たちが正直に言うわけはないでしょうから。

東南アジアの他都市の例として、バンコクでの詳しい様子がYINDEED MAGAZINEさんの以下の記事に掲載されているのでこちらも参考にして下さい。これを読むと、国は違えど全く同様の手口だということが良くわかります。

【注意喚起】日本円見せてくれ詐欺に引っかからないで | YINDEED MAGAZINE

これからバリ島を旅行されるという方も多いと思いますが、知らない相手が金を見せてくれと言ってきたり、両替をしてくれと頼んできたりした場合には絶対に相手にしないようぜひ気を付けて下さい。

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