シンガポールのMRT新路線、トムソン・イーストコースト線の建設がスタート 将来はチャンギ空港への乗り入れも検討

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シンガポールのMRT新路線、トムソン・イーストコースト線(Thomson-East Coast Line)が本日起工されたようです。

この路線は東部のスンガイ・ベドック駅(Sungei Bedok)と北部のウッドランズ・ノース駅(Woodlands North)を結ぶもので、全長43kmの区間にオーチャード、アウトラムパーク、シェントンウェイ、マリーナベイ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、カトン・パークなど全31駅を設置。

路線図 https://www.lta.gov.sg/content/ltaweb/en/public-transport/projects/tel.html

各駅の詳細や出入口の場所は以下より。

Location maps and station entrances (PDF)

工事は5段階に分けれられ、2019年~2024年までの6年間で順次供用されていく予定。シンガポールにとって南北線、東西線、北東線、環状線、ダウンタウン線に続く6路線目のMRT路線が誕生することになります。

さらにスンガイ・ベドック駅から東へ路線を拡張して、チャンギ空港駅及び新設されるチャンギ空港ターミナル5駅へ接続することも検討しているとのこと。

現在、チャンギ空港駅には東西線の支線が乗り入れているものの、市内中心部に向かうためにはタナ・メラ駅での乗り換えが必要です。新路線が実際に延長され空港に乗り入れるとなれば、乗り換えなしでカトン、マリーナベイ、チャイナタウン、オーチャードなどへの移動が可能になり、旅行者にとっては格段に利便性が向上しますね。

詳細はシンガポール交通省による下記の公式アナウンスよりどうぞ。

THOMSON-EAST COAST LINE (EAST COAST STRETCH) BREAKS GROUND TODAY | Land Transport Authority of Singapore