カンボジアのプノンペンンでデ・アートホテル(De Aet Hotel)というスタンダードホテルに泊まったので紹介します。
de artって元々フランス語でしょうから正式にはドゥ・アールとでも発音するのでしょうが、現地では英語風にデ・アー(ト)と言っていたのでそれに従うことにします。
予約・ロケーション
一番安いデラックスダブルという部屋を予約。料金は1泊約3,800円(朝食別、税・サ込み)でした。
立地は106ストリート沿いのリバーサイド寄り。
トンレサップ川沿いのシソワットキーまでは50mほどと至近ですし、すぐ南側は外国人旅行者に人気のナイトマーケット。
界隈にはコンビニ、レストラン、カフェ、マッサージ、両替所などが点在しているほか、バーが建ち並ぶ104ストリートやワットプノンなどへも徒歩圏内と、まあ旅行者には申し分のない立地だと思います。
また、ジャイアント・アイビス(Giant Ibis)やメコン・エクスプレス(Mekong Express)といったカンボジアで評判の良いバス会社のオフィスがすぐ近くにあるため、宿泊前後にバス移動を考えている方にとっても好都合。
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館内の様子
外観は全く特徴のない建物ですが、館内に一歩足を踏み入れると、オリエンタリズムというのか、いかにも西欧人が好みそうなインテリアが目を引きます。
しいて言えばブティックホテルと言えるのでしょう。ただ、ブティックホテルってある程度お金をしっかりかけないとお洒落感よりも安っぽさが前面に出てしまう傾向にありますが、ここもどちらかと言えばそういうホテルでした。
ホテル内にエレベーターはありません。難点は階段が狭くすごく急なことで、夜酔っぱらって帰ってきたとき思わず足を踏み外しそうになって冷や汗をかきました。
客室
今回割り当てられたのは3階の角部屋。
窓が比較的大きく採られていて、後で調べるとどうもデラックス・シティビューという部屋にアップグレードされていたようです。
室内は十分な広さ。フリーWi-Fi、液晶テレビ、冷蔵庫、セイフティーボックスなども完備。テーブルの幅が狭く、パソコンを使いにくかったのはマイナス点。
冷蔵庫の上にはセイフティーボックスがあり、さらにその上にコーヒー、紅茶、水のペットボトルなどが置かれていました。
この部屋はおそらく後から増築したような部分に位置しているようで、途中の廊下に段差があったり、室内の変な場所に柱があったりしましたが、部屋自体に大きな不満は無し。
Wi-Fiについては接続速度を計るのを忘れてしまったのですが、滞在中は終始快適に使うことができました。
白や青のビニールシートで覆われた部分がナイトマーケット。雨模様の中、各店舗が夕方からの営業に向け準備を進めているところでした。
バスルーム
客室とバスルームの間にドアは無く、単にガラスとカーテンで仕切ってあるだけという造り。
このホテルは全室にバスタブが付いているとのことなので、バスタブにこだわりがある方にはおすすめです。
バスアメニティ類はシャンプー、ボディソープ、石鹸、くし、歯ブラシ&歯磨き粉セット、ソーイングセット、シャワーキャップと一通り揃っています。
自分は結局シャワーしか使わなかったのですが、水はけも良く、湯量・湯温共に問題ありませんでした。
総評
こうして写真でみると粗があまり目立ちませんが、実際には全体にややくたびれた感じもあり、個人的には立地以外はごく普通のホテルかなという印象でした。
3階建て全33室という小規模なホテルということもあってか、プールやフィットネスがないのも残念な点。朝食については食べていないため割愛したものの、ロビー横のレストランが朝食会場となるとのことでした。
プノンペンはホテル代も安く、同程度でもっと良いホテルもあると思います。もう少し予算に余裕があるのであれば、以前宿泊したホテルの方をおすすめしたいところですね。
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ここに限らず、リバーサイドエリアでの宿泊を考えている場合、メイン通りのシソワットキー沿いはどうしても高くなってしまうため、一歩中に位置するホテルを探すと結構コストパフォーマンスの高い宿が見つかるのではないかと思います。
プノンペンのホテル一覧
予約・空室照会: デ アート ホテル (De Aet Hotel)
住所: No.9,10,11,12, street 106, Wat Phnom, Doun Penh, Phnom Penh, Cambodia 12202
電話: +855 11 888 725