シンガポールのチャンギ空港が当初予定通り、今月より空港使用料の改訂を行っています。
ターミナル5建設などのための空港開発費というものが新設され、これが10.8シンガポールドル。さらに既存の旅客サービス・保安費も値上げされ合計すると47.3シンガポールドルかかるようになりました(但し、6月末までに発券済みの航空券は対象外)。
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東南アジアの主要空港における国際線空港使用料を比較してみると以下の通り。
チャンギ空港(シンガポール)
旅客サービス・保安費:30.4シンガポールドル
空港開発費:10.8シンガポールドル
空港税:6.10シンガポールドル
計47.3シンガポールドル(約3,900円)
スワンナプーム空港及びドンムアン空港(バンコク)
空港使用料:700バーツ
事前乗客手続きサービス費:35バーツ
国際離発着便手数料:15バーツ)
計750バーツ(約2,500円)
クアラルンプール国際空港
空港使用料:73リンギット
サービス費:1リンギット
計74リンギット(約2,000円)
スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)
空港使用料(ターミナル3の場合):23万ルピア
計23万ルピア(約1,800円)
タンソンニャット国際空港(ホーチミン)
空港使用料:20米ドル
国際線旅客サービス保安料:2米ドル
計22米ドル(約2,400円)
他の空港は2千円前後でチャンギ空港だけが突出して高いことがわかりますね。
さらに、同空港の旅客サービス・保安費は来年以降も毎年2.5シンガポールドルずつ値上げされることが既に決まっていて、最終的には総額62.3シンガポールドル(約5千円)になります。
シンガポールからは格安航空会社を中心に安い航空券も発売されてはいるものの、チケット代金以外に空港税で4~5千円もかかってしまうようではお得感も半減してしまいますよね。
チャンギ空港は毎年世界のベストエアポートに選ばれるだけあって施設の充実度や快適さなどはアセアン域内の空港では抜きんでていると思うのですが、それにしても乗客の負担額がちょっと大きすぎるかなというのが個人的な感想です。