東南アジアで外国人旅行者が多いのはタイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシア、フィリピンの6か国。

これらの国において、日本人、台湾人、中国人、韓国人の旅行者数はどの程度のなのか調べて比較してみました。データは全て受け入れ国側が公表している2018年のものを用いています。
タイ
1、中国 10,535,955
2、韓国 1,796,596
3、日本 1,656,100
4、台湾 687,701
中国人が年間1千万人を超え断トツのトップ。次いで韓国が約180万人、日本人は約165万人で3番目。
マレーシア
1、中国 2,944,133
2、韓国 616,783
3、日本 394,540
4、台湾 383,922
中国からが約300万人でトップ。だいぶ離れて韓国、日本の順。台湾人も約38万人で日本人と僅差。
シンガポール
1、中国 3,416,475
2、日本 829,664
3、韓国 629,451
4、台湾 422,935
やはり中国からが圧倒的に多く、次いで日本。6か国の中で日本人が韓国人より多かったのはこのシンガポールとインドネシアのみ。
インドネシア
1、中国 2,137,450
2、日本 530,171
3、韓国 358,527
4、台湾 207,707
北東アジアから地理的に遠いという条件もあってか4か国からの旅行者は全体に少な目。日本人は53万人で中国人に続いて2番目。
ベトナム
1、中国 4,966,468
2、韓国 3,485,406
3、日本 826,674
4、台湾 714,112
トップは中国人ですが韓国からも年間約350万人という驚くべき数字。日本人は約83万人。台湾からの旅行者も70万人以上を記録。
フィリピン
1、韓国 1,587,959
2、中国 1,255,258
3、日本 631,801
4、台湾 240,842
韓国人が中国人を抑えトップ。今回調べた6か国の中で唯一中国人が一番ではなかったのがこのフィリピン。日本人は約63万人で3番目。
日台中韓それぞれの傾向も見てみましょう。
日本人に人気の高いのは何といってもタイで、次いでシンガポールとベトナムが80万人台で拮抗。この3か国が日本人の人気旅行先。
台湾人の旅行先としてはベトナムがトップで70万人超え。僅差でタイが続き、だいぶ離れてシンガポールが3番目という順。
中国人はタイの1千万人超えを筆頭に、ベトナム、シンガポールがトップ3。
韓国人に人気が高いのは圧倒的にベトナムで、フィリピンとタイも150万人をオーバー。
こうして見ると、日台中韓の旅行者からまんべんなく人気が高いのはタイとベトナムの2か国ということが言えるではないでしょうか。
東南アジアに中国人旅行者が多いのは当然としても、人口比から考えると韓国人旅行者の数も際立っています。自分も東南アジアを訪れると最近はよく中国人や韓国人に間違われますが上記数字を見るとまあそれも仕方がないのかなという感じですね。
出典:
タイ: Ministry of Tourism & Sports – Thailand
マレーシア: Tourism Malaysia
シンガポール: Singapore Tourism Board
インドネシア: Ministry of Tourism of The Republic of Indonesia
ベトナム: Vietnam National Administration of Tourism
フィリピン: Republic of The Philippines Department of Tourism