マレーシアの各空港から国際線を利用する場合、空港税(空港使用料)としてこれまでアセアン域内へは35リンギット、アセアン域外へは73リンギットが必要でした。
これが2019年10月1日に改定され、クアラルンプール国際空港ターミナル2(KLIA2)や地方空港からアセアン域外へ行く場合は50リンギットに値下げされます。唯一、クアラルンプール国際空港ターミナル1(KLIA)出発便は現在の73リンギットで変更はありません。
例として、エアアジアXの日本便を利用する場合、空港税は50リンギットで済みますが、KLIAを発着するANAやJALのフライトを利用する場合は73リンギットかかります。他に日本路線では、マレーシア航空のコタキナバル発成田行きを利用する場合も10月以降は50リンギットに値下げされることになります。
マレーシア運輸省facebookページ上での公式アナウンスは以下の通り。
23リンギット安くなるということで日本円に換算すると約580円お得に。今回の変更は国際線のみで、国内線については各空港共にこれまで通り11リンギットで据え置かれます。
マレーシアの空港税一覧(2019年10月1日~)
空港 | 国内線 | 国際線(アセアン内) | 国際線(アセアン外) |
---|---|---|---|
KLIA | RM11 | RM35 | RM73 |
KLIA2 | RM11 | RM35 | RM50 |
その他 | RM11 | RM35 | RM50 |
(※太字が変更分。「その他」の空港にはペナン、コタキナバル、ランカウイ、クチン、ジョホールバルなどの国際空港を含む)
なお、これとは別にマレーシアでは9月1日より出国税がかかるようになります。空港税と同様にこちらも航空券発券時に徴収されるますが、金額は利用する座席クラス及び目的地により異なりますのでご注意下さい。詳細は以下よりどうぞ。
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