タイ首都圏3空港を結ぶ高速鉄道の建設が正式決定 所要時間や完成予想動画など

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スワンナプーム空港、ドンムアン空港、ウタパオ空港の3空港を結ぶ高速鉄道の建設契約が本日正式に調印されました。

Eastern Economic Corridor facebookページより
Eastern Economic Corridor facebookページより

この鉄道の総延長距離は220kmで開通は2024年を予定。バンコク及びその近郊に以下の9駅が設けられることになっています。

ドンムアン空港駅 (Don Mueang Airport Station)
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バンスー中央駅 (Bang Sue Central Staion)
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マッカサン駅 (Makkasan Station)
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スワンナプーム空港駅 (Suvarnabhumi Airport Station)
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チャチュンサオ駅 (Chachoengsao Station)
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チョンブリー駅 (Chonburi Station)
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シラチャ駅 (Sriracha Station)
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パタヤ駅 (Pattaya Station)
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ウタパオ空港駅 (U-tapao Airport Station)



最高時速は250km、バンコク中心部のマッカサン駅からウタパオ駅までを最短45分で結ぶ計画。バンコク市内に設置される駅のうち空港駅以外の2駅の役割・特徴は以下の通りです。

バンスー中央駅 (Bang Sue Central Staion)

フアランポーン駅に代わるバンコクの新たな中央駅。高速鉄道をはじめ、タイ各地への長距離列車、MRTブルーライン、SRTレッドラインなども発着。地上3階・地下1階に全26のプラットホームを有する東南アジア最大の駅に。2021年1月開業予定。

マッカサン駅 (Makkasan Station)

シティエアターミナル。スクンビット、サイアム、シーロムなどバンコク中心部から最も近い駅で航空会社のチェックインカウンターも設けられる予定。各空港を利用する際はここで搭乗手続きが可能に。

タイ国鉄による完成予想動画もYoutubeにアップされています。説明はタイ語ですが英語字幕付きですので是非ご覧になってみて下さい。

同鉄道の利用者はドンムアン空港~スワンナプーム空港間で1日あたり10万人、スワンナプーム空港~ウタパオ空港間で1日あたり6万5千人を想定しているとのこと。

気になる運賃ですが、昨年提示された試案ではマッカサン~パタヤ間が片道270バーツ(約1,000円)、マッカサン~ウタパオ空港間が330バーツ(約1,200円)などとなっています。