格安航空会社タイ・エアアジア(Thai AirAsia)と親会社のアジア・アビエーション(Asia Aviation)が2019年第3四半期の業績を公表しています。
関連リンク: AAV Announces the 3rd Quarter of 2019 Operational Results — AirAsia Newsroom
それによると、この3か月間におけるタイ・エアアジアの搭乗者数は約528万人で前年同期に比べ3%上昇。ロードファクター(有償座席利用率)もほぼ前年同期並みだったものの、最終損益は7億6060万バーツ(約27億3千万円)の大幅な赤字となっています。
同社は2019年第2四半期(4月~6月)でも8億7900万バーツの純損失を計上していて、赤字決算は2期連続。
公式アナウンスでは価格競争とバーツ高を苦戦の主要因として挙げていますが、タイのLCCでは最も利用者が多く業績が比較的安定しているタイ・エアアジアですらこういう状況ですから、現在タイの航空業界が置かれている厳しい環境がよくわかりますね。