タイ深南部ヤラー県のベトン空港が完成

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タイ深南部のヤラー県で建設が進んでいたベトン空港(Betong Airport)がこのほど完成しました。

ベトン空港facebookページより
ベトン空港facebookページより

滑走路長は1,800メートルで、年間80万人以上の旅客に対応できるとのこと。ターミナルはデザイン的には目新しいものではないものの、木材をふんだんに使った温かみのある内外装が特徴。




タイの地方空港のターミナルというと無機質なデザインのものが多いですが、ここはそういった意味では特殊ですね。

場所。

今後、滑走路などの最終点検・テスト運航を行い、実際に供用開始されるのは2020年6月を予定。

航空会社側の動向としては、ノックエア(Nok Air)によるバンコク線就航がほぼ確実になっているほか、バンコクエアウェイズ(Bangkok Airways)やマレーシア航空子会社のファイアフライ(Firefly)もベトン空港への路線開設を視野に入れているようです。

関連リンクNok Air in talks with authorities on flights to Betong airport | Nation Thailand
関連リンクThree airlines eyeing Betong airport | Bangkok Post

タイ深南部3県(ヤラー県、ナラティワート県、パッタニー県)で定期旅客便が運航されている空港は現時点ではナラティワート空港のみで、タイ・スマイル(Thai Smile)とタイ・エアアジア(Thai AirAsia)がそれぞれバンコク線を開設しています。

なお、ベトン空港のあるヤラー県を始めとした深南部3県には日本の外務省から渡航中止勧告(危険レベル3)が出ています。現状一般の日本人旅行者がこの空港を利用する機会はないとは思いますが、マレーシアからの旅行者は多いエリアでもあります。

関連リンクタイの危険情報 – 海外安全ホームページ: 危険情報詳細