バンコクのエアポートレールリンク、閑散時の運賃割引を計画

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スワンナプーム空港とバンコク市内中心部を結ぶエアポートレールリンク(ARL)の運賃が一部引き下げられる予定です。

エアポートレールリンク
エアポートレールリンク

ARLを運行するタイ国鉄幹部が明らかにしているもので、現在は役員会での承認を待っている段階。早ければ今年12月中にも運賃改定が行われるとのこと。

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現在のARLの運賃体系はシンプルで乗車区間1駅の場合は15バーツ、それ以降は乗車区間が1駅増えるごとに5バーツずつ加算されていき最大45バーツとなっています。

改定後はこれを、乗車区間が1駅の場合は15バーツ、2駅以上の場合は一律20バーツにするというもの。閑散時の乗客を増やすのが目的ということで対象予定とされているのは以下の3つの時間帯。

1. 始発~午前7時
2. 午前10時~午後5時
3. 午後8時~終電

統計によるとARLの利用者数は平日は1日当たり8万人前後、土・日・祝日は5~6万人で通勤・通学での利用もかなり多いことがわかります。

関連リンク2019年10月のエアポートレールリンク利用者数 (PDF)

なお、タイの都市鉄道ではMRTパープルライン(MRT Purple Line)がやはり平日ピーク時間帯以外の運賃を12月25日より引き下げることを発表しています。

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