バックパッカーにとって物価の安いアジアの都市は?

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バックパッカーなどバジェットトラベラーにとって最も安く旅行できるアジアの都市はどこなのか?

旅行費用に関連するデータを収集・分析しているPrice of Travelが2020年版のアジア・バックパッカー・インデックス(Asia Backpacker Index)を公表しています。

ハノイの街並み
ハノイの街並み

これは、アジアを代表する人気旅行先31都市を対象に、宿泊費、交通費、食費、飲酒費、観光費の5つの指標を算出。

1日あたりの平均費用として、ホステル・ゲストハウス1泊、屋台や格安食堂での食事3回、バスや電車などの公共交通機関2回、観光地1か所、現地のビール3杯(!)と想定し、その合計費用の安い順にランキングしたものです。



今回の調査で最も安かったのは昨年に引き続きベトナムのハノイで1日あたり19.68米ドル(約2,150円)。次いでホーチミン20.52米ドル(約2,250円)、ホイアン21.46米ドル(約2,350円)の順。トップ3はベトナムが独占するという結果になりました。

各項目別に見てみると、宿泊費が安いのはカンボジアでシェムリアップとプノンペンが上位に。食費はタイのバンコクやチェンマイ、公共交通機関の運賃はジャカルタやデリー、飲酒費はベトナム及びカンボジアの各都市が上位を占めています。

総合トップ10は以下の通りです(現地通貨から米ドルへの為替レートは2020年1月初旬のものを使用)。

順位 都市名 費用(1日あたり)
1 ハノイ 19.68ドル
2 ホーチミン 20.52ドル
3 ホイアン 21.46ドル
4 ビエンチャン 21.73ドル
5 ヤンゴン 22.01ドル
6 マニラ 22.02ドル
7 ポカラ 22.24ドル
8 プノンペン 23.04ドル
9 チェンマイ 23.37ドル
10 ジャカルタ 23.91ドル

(出典:Price of Travel

この他、東南アジアの都市では15位にルアンパバーン、16位にシェムリアップ、17位にバンコク、19位にクタ(バリ)、20位にプーケットがランクイン。アルコール類は人によっては全く飲まないでしょうから、飲酒費(ビール3杯)を除外すれば順位は結構変わってきそうではあります。

31位までの全ランキング及び各項目・都市ごとの料金や特徴などは以下ページよりどうぞ。

31 Asia cities by price: Backpacker Index for 2020