タイへの旅行者、中国人に続き韓国人も大幅減

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新型肺炎の感染拡大によって中国からの旅行者が激減しているタイですが、今月に入ってからは韓国からの旅行者も大きく減少しています。

スワンナプーム空港
スワンナプーム空港

タイ入国管理局(Thai Immigration Bureau)のデータによると、通常、韓国人旅行者は1日平均5,000人以上がタイに入国していますが、現在は3,000人に満たない日が続いていて、国籍別順位でも2月5日以降ずっとトップ10圏外となっています。



昨年1年間にタイを訪れた韓国人は計189万人で、これは日本人旅行者数(約181万人)よりも多く、国籍別では中国、マレーシア、インドに次いで4番目。現在は通常の5割程度にまで減っていることがわかります。

これに追い打ちをかけるかのように、本日(2月11日)、韓国の保健福祉省は国民に対して、日本、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾への渡航自粛を要請したとのこと。

韓国、日本やシンガポールへの渡航自粛を要請-新型肺炎感染拡大で – Bloomberg

今回の新型肺炎がある程度収束するまでは、中国人同様にタイを訪れる韓国人旅行者も少ないままとなるのは間違いなさそうですね。

なお、2月10日にタイに入国した外国人旅行者国籍別トップ10は、ラオス(7,971人)、ロシア(7,558人)、マレーシア(6,357人)、日本(5,274人)、中国(4,928人)、フランス(4,368人)、インド(3,436人)、ドイツ(3,422人)、カンボジア(3,100人)、アメリカ(2,671人)の順。

今のところ日本人旅行者に大きな変化はなく昨年並みかそれ以上の数字となっているもののの、今後、SARSの時のように海外旅行全体の旅行控えといった現象が起こらないとも限りません。