タイ保健省、フードコートにあるスプーン・フォーク消毒用のお湯の使用は逆効果と注意

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タイのフードコートや食堂に行くと、スプーンやフォークを消毒する為としてお湯が入ったステンレス製の容器が置いてあることがありますが、多くの場合、あれは意味がないどころかかえって不衛生であるとしてタイ保健省が注意を呼び掛けています。

箸、スプーン、フォークと共にお湯が
箸、スプーン、フォークと共にお湯が

最初はこのお湯が何のために用意されているのかわからなかったのですが、タイ人の行動を見ているとスプーンやフォークを取りに来た際に、確かにこのお湯にちょっとつけてから持って行く人が多いです。

タイ保健省によると、煮沸殺菌するためには沸騰したお湯に長時間つける必要があるのに対し、ほとんどのフードコートでは湯温が50~60℃程度しかなく、また湯自体も長時間交換されていないケースが多いため、細菌やバクテリアがむしろ繁殖しやすい状況が生まれているとのこと。

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新型コロナウイルスの影響で、タイでもこれまで以上に衛生には敏感になっているためこういったニュースも多くなってきている印象です。