シンガポールの電子入国カードの書き方

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シンガポールでは2018年10月よりオンラインで申請可能な電子入国カード(Electronic Arrival Card)の試験運用を行っています。当初は利用航空会社などの条件がありましたが、現在はクルーズ船の旅客以外全ての旅行者が利用することができるようになっています。

申請方法は公式サイトまたは専用アプリから。アプリの場合はパスポートのデータをスキャンすることで手順を簡略化することができます。

公式サイトhttps://icaeservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/
アプリApp Store / Google Play



入力内容は同一なため、ここではアプリでの申請方法を説明します。

専用アプリ、SG Arrival Card
専用アプリ、SG Arrival Card

アプリを立ち上げると上記画面が表示されるのでProfileを選択し、まずは個人情報を登録。画面右上の+ボタンをタップ。

右上の+ボタンから新規登録
右上の+ボタンから新規登録

入力方法選択画面になり、パスポート読み取りか手入力のどちらかを選択。

入力方法選択画面
入力方法選択画面

パスポートを選んだ場合は、アプリの案内に従って顔写真ページ下部の機械読み取り領域MRZ(Machine Readable Zone)をスキャンします。

MRZをスキャン
MRZをスキャン

個人情報がオート入力されますので間違いがないかしっかり確認。入力項目は以下の通りで、手入力を選んだ場合はそれぞれの内容を入力していくことになります。

個人情報入力欄
個人情報入力欄

問題が無ければ「Save」を押して保存。これでプロフィールは完了。次に今回の旅行情報を入力します。アプリホーム画面から、個人の場合はIndividual Submission(個別提出)を選択。

Individual Submissionを選択
Individual Submissionを選択

以下の画面が表示されるので順に選択・入力していきます。

旅行情報入力欄
旅行情報入力欄

間違いがないか確認して「Next」をタップ。画像認証画面に変わるので表示されている数字を入力し「Submit」をタップ。以下のような画面に変わればオンライン入国カードの申請は無事完了です。

申請完了
申請完了

DE Noというのが、個々の出入国番号になります。オンラインで申請した場合、基本的に入国時にこの画面や番号を提示する必要ははありません。ただ、係官から尋ねられた場合に備え、上記画面のスクリーンショットを取っておりたり番号を控えておいたりすることをおすすめします。

今回私が実際に入国した際は、入国審査場では入国カードについては全く質問はされずパスポートを提示するだけで簡単に通過することができました。

もちろんこれまで通り紙の出入国カードでもOK
もちろんこれまで通り紙の出入国カードでもOK

これまでのように狭い機内で記入する必要も無く、次回以降再びシンガポールを訪れる際は旅行情報だけを入力すればよいことになります(個人情報が不変の場合)。

また、現在は新型コロナウイルスの感染が拡大していることから シンガポール入国管理局 (ICA)ではオンライン対応可能なものはなるべくオンラインで行うよう推奨しています。シンガポール政府は将来的には紙の入国カードを廃止する予定でいますので、今のうちに試しておくのも良いのではないでしょうか。

関連リンクImmigration & Checkpoints Authority (ICA)