東南アジア各国、相次いで入国制限を実施

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ここ数日、東南アジア各国が外国人に対する入国制限や入国後の厳格な行動制限を実施することを明らかにしています。

クアラルンプール国際空港
クアラルンプール国際空港


今週(3月15日以降)になって新たに発表または実施された内容は以下の通り。(3月20日午後0時情報更新):

マレーシア

3月18日から3月31日まで全土に活動制限令(Movement Control Order)を発令。期間中、外国人の入国は全て禁止。また、マレーシア人の出国も禁止。

関連リンク【新型コロナウイルス】マレーシア政府による活動制限令の発表について – 在マレーシア日本国大使館
関連リンクTHE PRIME MINISTER’S SPECIAL MESSAGE ON COVID-19 16 MARCH 2020

ベトナム

3月18日午前0時から30日間,ベトナムに入国する者に対する査証発給を停止。査証を免除されている場合は、在住国の権限ある機関が発行する新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書を持ち、且つ、この証明書についてベトナムによる承認を得なければベトナムに入国できない。
3月20日午後0時更新: 日本に対する査証免除措置が3月21日正午より停止。

関連リンクベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(ベトナムに入国する者に対する査証発給停止)- 在ベトナム日本国大使館
関連リンクベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(日本に対する査証免除措置の停止)- 在ベトナム日本国大使館

また、ハイフォン市は3月17日以降に外国から市内に入るベトナム人・外国人に対して集団隔離措置を講じる旨の通達を発出。
関連リンクベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(ハイフォンにおける隔離措置)- 在ベトナム日本国大使館

フィリピン

マニラ首都圏では外出禁止令を施行。3月17日~4月13日までの期間はルソン地域全域において「強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced Community Quarantine)」を実施中 。また、3月20日より空路でセブ州に到着するいかなる外国人も14日間は指定される施設において自己費用負担で検疫を課せられる。

関連リンク【領事班からのお知らせ】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その17:ルソン地域全域へのコミュニティ隔離措置等) – 在フィリピン日本国大使館
関連リンク領事班からのお知らせ】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その16:セブ州の追加措置及びフライトの大幅な欠航等) – 在フィリピン日本国大使館

インドネシア

3月20日午前0時より査証免除措置の停止及び空港などでの入国時一時在留査証(アライバルビザ)の発給停止。入国には事前のビザ申請が必要。また、査証申請の際には保健当局(Health Authorities)が発行する健康証明書(Health Certificate)の提出が必須。

関連リンク新型コロナウイルスに係るインドネシア政府による追加的な入国規制措置について – 在インドネシア日本国大使館
関連リンク新型コロナウイルスに係るインドネシア政府による追加的な入国規制措置(続報) – 在インドネシア日本国大使館

シンガポール

3月16日午後11時59分以降、シンガポールに入国しようとする者で過去14日以内に日本や東南アジア諸国などに滞在歴がある場合はSHN(Stay-Home Notice/シンガポール帰国日から14日間の自宅待機/外出禁止)措置を受ける。
3月20日午後0時更新: 3月20日午後11時59分以降、SHN措置は全ての入国者が対象に。

関連リンク新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(その13)- 在シンガポール日本国大使館 (PDF)
関連リンク新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(その15))- 在シンガポール日本国大使館

カンボジア

3月17日午前0時よりイタリア、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカからの一時入国禁止措置。3月18日午前0時よりイランからも一時入国禁止措置

関連リンク新型コロナウイルス関連情報 – 在カンボジア日本国大使館

ミャンマー

過去14日間に中国湖北省、韓国大邱広域市および慶尚北道に滞在歴のある外国人は入国禁止。韓国の他地域に滞在歴のある旅行者は14日間の自宅又はホテルでの隔離。過去14日間にイタリア、イラン、フランス,スペイン、ドイツに滞在した旅行者はミャンマー入国後14日間定められた場所での経過観察を義務付ける。
3月20日午後0時追記: 入国制限が厳格化されました。

関連リンク外国人の陸路による入国制限措置,トランジットの際の注意事項等 – 在ミャンマー日本国大使館
関連リンクミャンマーへの渡航者の入国制限措置(15日ミャンマー政府発表内容)- 在ミャンマー日本国大使館

ラオス

3月20日午後0時追記: 入国制限が厳格化されました。

・20日午前0時から別途通知するまでの間、ビザ免除措置(注:日本を含む。)の一時停止
・全種類のアライバルビザ、電子ビザ及び観光ビザの発給の停止
・ビザを取得済の者はラオス入国前に取得した健康診断書(発熱,咳,呼吸困難等のCOVID19の症状がない旨が記載された医療機関作成の書面をいう。)及び渡航履歴(過去14日間のhistorical record)(入国前の航空機内等で記載が求められる「健康状態自己申告書 HEALTH DECLARATION FORM ON ENTRY SCREENING」,渡航履歴を示す書類)を提出すること

【重要なお知らせ】新型コロナウイルス(18日付けラオス政府閣議決定に係る渡航者に関わる新施策)

ブルネイ

3月17日より日本を含む全ての国からの入国に関して、ブルネイ入国後14日間の自己隔離を義務付け。

関連リンク在ブルネイ日本国大使館よりの注意喚起(新型コロナウイルスについて)

タイ

タイでは今週に入ってから新たな入国制限は発表されていないものの、入国時にT.8と呼ばれる健康質問票の提出が全ての旅行者に義務付けられるようになっています。

3月20日午後0時追記: タイ民間航空局が新たなガイドラインを発表。3月22日より有効になるとのこと。これによって入国はかなり難しい状況に。

【新型コロナウイルス】3/22から有効 タイ民間航空局(CAAT)の対策ガイドライン (3/20更新)
関連リンク新型コロナウィルスに関するお知らせ(3月19日:タイ民間航空局からの発表)- 在タイ日本国大使館