航空関連事業などを手掛けるフランスのサフラン社(Safran)が「社会的距離」に配慮した飛行機の座席デザインを発表しています。
インタースペース・ライト(Interspace Lite)と名付けられたシートでは、エコノミークラスのミドルシート(中央座席)に仕切り板を設けることでソーシャル・ディスタンシングを確保。視界を遮るとともに、中央部分は窓側と通路側の乗客がそれぞれ使うことのできるスペースとしても利用。
このパーツは簡単に取り外しができるため、再び通常のエコノミークラス3列仕様に戻すことが容易というのも特徴とのこと。
同グループのサフランシートはANAなども採用する業界大手。実際、現在はミドルシートなど一部座席を販売しない対策を取っている航空会社も多いため、今後導入する航空会社が出てくるかもしれません。
ただ、ミドルシートを空席にすれば単純に言って販売できる座席はこれまでの3分の2に減少。その分は航空券価格の値上げという形に反映されていくのでしょうね。
サフランシートではこれ以外にもプレミアムエコノミークラスの互いの座席の間に折り畳み式の短い翼状の仕切りを付けたものなども発表。詳細は以下の公式アナウンスよりどうぞ。
Safran innovates to improve passengers’ comfort and protection