現在建設中のタイと中国を結ぶ高速鉄道に関して、タイ国内第1フェーズ（第1期工事）区間の運行計画や駅などの詳細情報をタイ国鉄(State Railway of Thailand, SRT)が公表しています。
この高速鉄道はバンコクのバンスー中央駅からタイ東北部を通ってラオスに入り、最終的には中国の昆明までを繋ぐもので、全長は2,000キロ近くにも及びます。タイ国内では第1フェーズとして、バンコクとナコーンラチャシーマー（コラート）を結ぶ約251キロの区間が2025年に開通する見込み。
停車駅は以下の6駅。
バンスー中央駅 (Bang Sue Central Station)
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ドンムアン駅 (Don Mueang Station)
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アユタヤ駅 (Ayutthaya Station)
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サラブリー駅 (Saraburi Station)
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パークチョン駅 (Pak Chong Station)
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ナコーンラチャシーマー駅 (Nakhon Ratchasima Station)
バンスー中央駅とドンムアン駅の完成予想図。
アユタヤ駅とサラブリー駅の完成予想図。
全251キロのうち、高架区間が189キロ、地上区間が54キロ、トンネル区間が8キロで、総事業費は1,794億バーツ（約6,186億円）。その後、第2フェーズとしてラオスと国境を接するノーンカーイまでの残り区間を建設する計画です。
使用される車両は中国製のCR300AFで最高時速は250km/h。現在は列車で4時間以上かかっているバンコク～コラート間の所要時間が約1時間30分に短縮されるとのこと。
高速鉄道の運行時間は午前6時～午後10時まで。運行は8両編成（定員594人）で、ファーストクラス（96席）とセカンドクラス（498席）の2クラス仕様。セカンドクラスの想定運賃は以下の通りとなっています。
バンコク⇒ドンムアン 105バーツ（約360円）
バンコク⇒アユタヤ 195バーツ（約670円）
バンコク⇒サラブリー 278バーツ（約960円）
バンコク⇒パークチョン 393バーツ（約1,350円）
バンコク⇒ナコーンラチャシーマー 535バーツ（約1,840円）
