ANAは、日本発の航空券を対象とした2022年8月1日から2022年9月30日購入分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を発表しています。
同社の燃油サーチャージは今月6月発券分から値上げしたばかりですが、算出基準期間である4月~5月のシンガポールケロシン価格平均値が上昇したことによって、8月からはさらに負担が大きくなります。
各路線ごとに徴収される金額は以下の通り(1旅客1区間片道当たり)。
日本=欧州、北米(ハワイ除く)、中東、オセアニア 49,000円
日本=ハワイ、インド、インドネシア 31,100円
日本=タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア 25,800円
日本=ベトナム、グアム、フィリピン 16,000円
日本=東アジア(韓国を除く) 15,100円
日本=韓国、ロシア(ウラジオストク) 5,600円
日本からタイやシンガポールを往復する場合は燃油サーチャージだけで51,600円が必要に。東南アジアでは比較的近距離のベトナムやフィリピンでも往復32,000円、距離のあるインドネシアだと往復62,200円もかかります。
JALの8月以降の燃油サーチャージ額は現時点では発表されていないものの、ANAと同様に大幅に値上げされることは確実となっています。
コロナ禍はようやくが終わりを迎えつつありますが、急激な円安と航空券料金の高騰というダブルパンチで海外旅行好きにはまだ厳しい時期が続きそうです。