シンガポール航空(Singapore Airlines)とその子会社のスクート(Scoot)は、2025年4月1日より機内でのモバイルバッテリーの使用・充電を禁止すると発表しています。
Advisory on portable power banks on Singapore Airlines flights
スクートのアナウンス。
モバイルバッテリーは受託手荷物として預けることはできないため機内に持ち込むことになりますが、今後は機内で使用することはできなくなります。スマホやタブレット機器などは搭乗前に必ず充電しておきましょう。
両社の規定ではモバイルバッテリーの容量が100Whまでの場合は承認なしに機内に持ち込むことができますが容量が100Wh~160Whの機器については航空会社の承認が必要とのこと。また、容量160Wh以上のモバイルバッテリーは持ち込み不可となっています。
リチウム電池を使用するモバイルバッテリーの機内での使用・充電については世界的に制限が強化されていて、エバー航空(EVA Air)は今月1日から、タイ国際航空(Thai Airways International)も3月15日から禁止するほか、韓国では今月から機内の荷物棚への保管も禁止するなどさらに厳しい対応をしているケースもあります。