タイの8月は一般に雨季に分類されますが、地域によって降水量がかなり異なることはあまり知られていないのではないでしょうか?

今回、日本人旅行者にとって比較的ポピュラーな町・リゾート地をピックアップして8月の降水日数と降水量を調べてみました。雨が降った日(1mm以上)を少ない順に並べてみたのが以下。
場所 | 降水日数 | 降水量 |
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パタヤ | 9.1日 | 91.2mm |
ホアヒン | 9.7日 | 67.1mm |
サムイ島 | 10.5日 | 102.2mm |
ハジャイ | 10.9日 | 123.8mm |
カンチャナブリー | 11.0日 | 100.6mm |
バンコク | 15.6日 | 227.1mm |
チェンマイ | 17.1日 | 223.3mm |
ウボンラーチャターニー | 17.8日 | 291.4mm |
クラビー | 18.0日 | 266.3mm |
ウドンターニー | 18.1日 | 298.9mm |
プーケット | 19.0日 | 286.8mm |
チェンライ | 20.5日 | 372.9mm |
(データは1991年~2020年の平均)
雨季にタイに行くならタイ湾のサムイ島がおすすめだとよく言われますが、それより雨が少ないのがパタヤとホアヒン。
パタヤ、ホアヒン、サムイ島に加えカンチャナブリーやハジャイも8月は雨の降る日のほうが少なく、3日に1日程度となっています。
反対に、8月に雨が多いのはプーケット、チェンライ、東北部(イサーン)、東部のカンボジア国境周辺など。パタヤやホアヒンの3~4倍の降水量があります。なお、8月にタイで最も雨が多いのはチャーン島などの属するトラート県で平均降水日数は24.6日、降水量は969.7mm。ほぼ毎日のように雨が降り、月間1,000mmに迫る勢いです。
パタヤやホアヒンでは西洋人中高年の姿をよく見かけますが、どちらも海沿いの街ということで1日の気温変化や年間の気温変化も少なく、さらに雨も少ないということでリタイア組が住むのにはもってこいの気候です。