シンガポール・チャンギ空港の各ターミナルには自動化ゲートが設置されていて旅行者でもこれを使って出国手続きをすることができます。
特に、新しく開業したターミナル4では原則的に自動化ゲートで出国する方法がメインとなっていて、これまでの出国審査場のイメージ・雰囲気とは大きく変わっています。
今後、ターミナル4を利用される方も増えると思うので自動化ゲートでの出国手順を紹介しようと思います。
一般に出入国審査場は撮影禁止のところが多いですが、近くにいた係員に「自動化ゲートで出国する様子を撮影してもいいの?」と尋ねたら「問題ないですよ」ということだったため今回ありがたく撮らせて頂きました(但し、係員のいるカウンターの方はダメとのこと)。
まずはパスポートの顔写真のページを読み取らせます。パスポートカバーをしている場合は外してから。
すると、画面にScanning…(読み込み中)という文字が表示されるのでしばらく待ちます。
正しく読み込まれると画面表示がRemove Passportという文字に変わります。ここでパスポートを取り外します。
次に搭乗券のバーコード部分を機械上部のスキャナーに読み取らせます。
読み込みが完了すると、第1のゲートが開くので前に進みます。2番目の機械では親指の指紋をスキャン。
これも無事読み取りが完了すると第2のゲートが開き出国審査は無事終了。制限エリアに入ることができました。
こうして文字で書くと面倒くさそうに感じますが、手順としては、パスポート→搭乗券→親指の指紋の3段階。実際にその場で行えば流れ作業的にでき、大変でもないです。わからなければ近くにいる係員が助けてくれると思います。
自動化ゲートを使った場合は当然出国スタンプは押されません。また、出入国カードの半券(出国部分)も手元に残ることになりますが、これは捨ててしまっても問題ないとのことでした。
なお、ターミナル4では搭乗口においても人によるチェックではなく、自動化搭乗ゲート(Automated Boarding Gates)という機械を使うようになっていました。この機械に自分でボーディングパスを読み取らせ、顔写真の撮影をしたのち搭乗するという仕組みです。
チェックインや荷物を預ける作業は当然自動化されているため、チャンギ空港ターミナル4においてはいっさい人の手を煩わせることなく飛行機への搭乗が完了できるということになりますね。
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