昨年10月、ラオスのルアンパバーンからビエンチャンまでラオ・スカイウェイ(Lao Skyway)という小さな航空会社のフライトを利用しました。
当初はラオス国営航空のチケットを購入しようと思っていたのですが、以前当サイト内でも紹介した格安のラオ・スカイウェイ(関連記事)があったことを思い出し、予定を変更。
同社公式サイトで予約は可能なものの、支払いまで完了することができなかったため、現地でもなんとかなるだろうという考えでルアンパバーンに入ってから買うことにしました。
ビエンチャン~ルアンパバーン間は片道29万9千キープというチケットも(各便15席限定)。
ルアンパバーン空港到着時にオフィスがあることは確認済み。但しこの日は日曜だったため営業はしていませんでした。その後、市内に入って旅行会社数軒で尋ねるものの、ラオスカイウェイを取り扱っているところは1軒も見つけられず。翌朝、仕方がなくレンタルしていた自転車で再び空港へ行く羽目に。
途中、既に廃墟になりかけているルアンパバーン空港旧ターミナルを通ります。自転車で空港へ行く人もあまりいないようで、どこに置いたらいいか一瞬迷ったもののバイク置き場があったのでそこに止め、ターミナルに向かいます。
新ターミナル。
ターミナル内に入ると、営業時間であるはずの8時を過ぎてもラオスカイウェイのオフィスは閉まったまま。隣のラオス国営航空のスタッフに、「このオフィス今日営業するよね?」と聞くと、今こっちに向かって歩いてきている女の子がスタッフだとのこと。
結局8時20分ごろにオープン。「いやー、焦っちゃったよ。8時からって書いてあるのに閉まっているから」と言うと、特に理由についての説明は無く「へへへっ」と照れ笑いで返されました。何だかんだで航空券をゲット。
15席限定の航空券はすでに売り切れ済みで、料金は46万キープ(約6,000円)。それでもラオス国営航空の便に比べると4,000円ぐらい安かったです。
最後に、「市内では航空券買えないよね?」と尋ねると、ダーラー市場で購入できるとの返答。
市内に戻ったあとダーラー市場に行ってみると確かに上記写真のようにシェントーントラベル(Xiengthong Travel)という旅行会社で取り扱っていました。ここではクレジットカードも使用可能。
翌日、宿泊していたルアンパバーン市内のメコンサンセットビューホテルから空港へタクシーで向かいます。
空港までは10分ほど。
チケット購入時に念のため出発2時間前には空港に到着しているように、と言われたのでその通り来てみると乗客らしき人は自分以外には誰もいません。
チェックインカウンター。普通に1時間前に来れば十分。
出発案内表示。
機内持ち込み荷物は一応6kgまで。あっという間に搭乗手続きも済み、時間が余っているのでターミナル内をうろうろと。
1階の出発エリアの様子。
2階も椅子が並べられ待合スペースになっているほか、土産物店やカフェなども営業中。特に目ぼしいものもなく、本を読んだりして時間をつぶします。出発15分前になり、ようやく搭乗開始のアナウンス。
ボーディングパスはレシートタイプ。
搭乗口。
飛行機までは徒歩で。ルアンパバーン空港にボーディングブリッジ施設は無し。
機材は中国製のMA60。お世辞にも安全性の高い飛行機とは言えず、試しにGoogleでMA60と入れ調べてみると、墜落実績NO.1、事故多発、トラブル続き、など有難くない言葉ばかりが並んでいます。
隣のATR72によく似ていますが、一回り小型という感じ。
後方のドアから搭乗。
座席は2-2配列。天井が結構低いのが気になります。乗客はほとんどがローカルの人たちで搭乗率は5割ほど。外国人は自分以外には中国人が数名いたくらいでしたね。
出発はほぼ定刻通り。意外と静かな離陸でほっとしました。ただ、ATR72に比べると振動がすごく室内もエンジン・プロペラ音でかなり煩いです。
水平飛行後にフライトアテンダントが何か配り始めます。
エチケット袋のような入れ物に入っていたのは水とクラッカー。振動のため、テーブルに物を置いておくとどんどん移動していってしまうので撮影にも一苦労。
幸い天候には恵まれ、飛行中は大きな揺れもなく、約50分後には無事にビエンチャンのワッタイ国際空港に到着。
今回お世話になったフライトアテンダントたち。すごく真面目な応対が印象的でした。
こちらも歩きで、ターミナルへ。
まだLCCの無いラオスなのでこうやって格安料金で移動できるのは嬉しいのですが、やはりリスクを考えると進んで乗ろうという気にはなりませんね。
現在、ラオ・スカイウェイはビエンチャン~ルアンパバーン間を週3便運航しているほか、フアイサーイ、ルアンナムター、ウドムサイ、ポンサリーなどへの路線も開設しています。