シンガポール・チャンギ国際空港のパブリックエリアにあるラウンジ兼仮眠室を利用したので紹介します。
(※料金などのデータは2017年9月16日に更新済み)
ヘイブン(The Haven)。
今年になって新しくオープンした24時間営業の有料ラウンジで、ロケーションはターミナル3の到着フロア。
エントランス。
向かい側はマクドナルド。
ここの特徴は一般的なラウンジやシャワールームに加え、仮眠室とでも言うべきナップルーム(Nap Room)というものがあることです。
それでは、順番に見ていきましょう。まずはラウンジスペースから。
ラウンジ (Lounge)
2016年6月追記: プライオリティパス対象ラウンジとなったため、メンバーであればこのラウンジエリアは3時間まで無料で使うことが可能です。
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ラウンジ内の様子。椅子やソファーが並ぶ。
わずかながらキッズエリアもあります。
新聞・雑誌、コピー機。
ソフトドリンク類とカップヌードル、パンなどの軽食。アルコール類は無し。
コーヒーメーカー。
パソコンコーナー。
もちろん館内はフリーWi-Fi。インターネット接続速度は非常に速く、これは特筆すべき点ですね。
試しに計ってみたところ、下り80Mbpsオーバー。
ラウンジ利用料は時間によって3タイプにわかれています。もちろん、料金にはラウンジ内での飲食&シャワー室の利用が含まれています。
ラウンジ利用料金(午前10時~午後10時) | ||
---|---|---|
時間 | 大人 | 子供 |
2時間 | S$35.31 | S$23.54 |
5時間 | S$52.97 | S$35.31 |
8時間 | S$70.62 | S$47.08 |
※子供は3~12歳(3歳未満は無料)。
※飲食・シャワールームの利用含む。
※サービスチャージ及び消費税込み。
ラウンジ利用料金(午後10時~午前10時) | ||
---|---|---|
時間 | 大人 | 子供 |
2時間 | S$41.20 | S$23.54 |
5時間 | S$58.85 | S$35.31 |
8時間 | S$76.51 | S$47.08 |
※子供は3~12歳(3歳未満は無料)。
※飲食・シャワールームの利用含む。
※サービスチャージ及び消費税込み。
次にシャワールームです。
シャワー (Shower)
シャワールーム内の様子。オープンしたばかりなので非常に清潔。全部で13のシャワー室が備えられています。
バスタオル、フェイスタオル、シャンプー、ボディソープ、ドライヤーなどが完備されているので手ぶらで来ても大丈夫。シャワーだけを使いたい場合、料金は大人・子供共に10シンガポールドル(税・サ別)です。
シャワールーム利用料金 | |
---|---|
午前10時~午後10時 | 午後10時~午前10時 |
S$16.48 | S$23.54 |
※サービスチャージ及び消費税込み。
※3歳未満は無料。
最後にナップルーム(仮眠室)。
ナップルーム (Nap Room)
ナップルームへの入り口。ナップルームの利用は、最低3時間からとなっています。
エリア内はホテルと同様に個室が並ぶ。全部で18室あり、家族向けにコネクティングルームも用意されているとのこと。
あくまでも”nap”と呼んでいるだけあって部屋はかなり狭いのですが(2m×2.5m程度)、ベッドは寝やすく個人的には満足でした。
ライティングデスク、液晶テレビ、目覚まし時計、ドリンキングウォーター(無料)、Wi-Fiに加え有線LANでの接続も可能です。チェックインの際には、きちんとモーニングコールの時間も聞いてくれます。簡易ホテルという感じですね。
室内設備。
朝食。美味しくない・・・。
ひとつ注意したいのは、各部屋は大人1人での利用が基本となっていることです。大人2人で1部屋を利用することはできません。大人1人に子供1人(12歳以下)という組み合わせであれば可能なのですが、子供が3歳以上の場合は追加料金が必要になります(3歳未満の幼児であれば無料)。
料金詳細は以下の通り。なお、ナップルームプランにはラウンジ内での飲食やシャワー室の利用料金も含まれています。
ナップルーム利用料金 | ||
---|---|---|
時間 | 午前10時~午後10時 | 午後10時~午前10時 |
3時間 | S$82.39 | S$94.16 |
4時間 | S$100.05 | S$111.82 |
5時間 | S$117.71 | S$129.48 |
6時間 | S$135.37 | S$147.14 |
※1時間増すごとに17.66シンガポールドルがプラス。
※飲食・シャワールームの利用含む。
※サービスチャージ及び消費税込み。
実際に使ってみての感想
料金は決して安くはないのですが、トランジットなどで深夜チャンギ空港に到着して、翌朝次の目的地に移動するような場合にはすごく便利ですね。なんといっても空港内に位置しているのでロケーションは最高です。
チャンギ空港は制限区域内であれば各ターミナルにトランジットホテルやラウンジがありますし、「世界一寝やすい空港」に選ばれているだけあって、ソファーなども多く置かれて睡眠を取ることができるスペースはいくらでも見つけることができます。
但し、今回のように一旦入国手続きをしてパブリックエリア(非制限区域)に入った場合、選択肢はそれほど多くありません。
空港に直結したエアポートホテルのクラウンプラザ(Crowne Plaza Hotel Changi Airport)もありますが、通常1泊2万円前後と非常に高額なのがネックです。
24時間営業しているファストフードやカフェは幾つかあるのでそこで時間をつぶすこともできますが、疲れていて短時間でもきちんと休憩をとりたい場合には今回紹介したナップルームもおすすめだと思います。
シンガポールは街中に出てもホテルは高いですし、タクシーの深夜割り増し料金や移動にかかる時間・手間などを考えると、4~5時間ぐらいまでであればナップルームのほうがいいかなと感じました。ここであれば翌朝もチェックインの時間ギリギリまで寝ていられますしね。
今回紹介したナップルームは事前に予約することも可能です。下記よりどうぞ。
ザ・ヘイブン・バイ ・ジェットキー (The Haven by JetQuay)