現在、イギリスのチャンネル4が”Worst Place to be a Pilot”(パイロットになるのには最悪の場所)というドキュメンタリー番組を放送しています。
舞台となっているのはインドネシアのスシエアー(Susi Air: 現地の発音を聞くとスージー・エアが近い感じ)で、そこでパイロットとして働くイギリス人たちが主人公。
この航空会社、セスナなどの小型プロペラ機を使ってパプア州をはじめとしたインドネシア国内のローカル路線を運航しているのですが、番組を見ていると、よくもまあこんなところを飛んでいるなあという所が多いです。
以前紹介したのですが、スシ・エアーは不名誉にも「世界で最も危険な航空会社」のひとつに選ばれています(関連記事)。
実際ドキュメンタリー内でも数年前に墜落したり着陸失敗したという航空機の残骸が出てきて、いかに事故が多いかを物語っています。
ただ、山岳地帯が多く天候が急変しやすい地理的条件や貧弱な空港設備(というか、未舗装の滑走路しかないようなところも)などを考慮すると、その事故率の高さの理由も航空会社に起因するものだけではないでしょうね。
スシ・エアー公式サイト: http://fly.susiair.com/
番組では、新規採用された若者からベテランまで各パイロットの仕事ぶりがその中心に据えられています。
イギリスでプロのポーカー・プレーヤーだったというニックや、もっと大きな航空会社へ転身してリッチになりたいと公言するデイブなど、なんとなく憎めないキャラクターのパイロットたちが多数登場。
フライト中に頻発するハプニングでの刺激的なシーンに加え、依然プリミティブな生活習慣を残す少数民族の様子やエネルギッシュで野心的な女性オーナーなどのサイドストーリーも見逃せません。
“Worst Place to be a Pilot”トレーラー。
来週放送予定の第4話で一旦完結するようですが「シーズン1」と謳っているので好評であればシーズン2以降も製作されるのかもしれません。
番組のfacebookページやチャンネル4による公式サイトは以下よりどうぞ。