フィリピンの格安航空会社エアアジア・フィリピン(AirAsia Philippines)が、2017年4月22日より国内路線網を大幅に拡大することを発表しています。
新たに開設されるのはマクタン・セブ国際空港とダバオ国際空港を発着する以下の6路線。
セブ~ダバオ 1日2便
セブ~カティクラン(ボラカイ) 1日1便
セブ~プエルトプリンセサ(パラワン) 1日1便
ダバオ~カティクラン(ボラカイ) 1日1便
ダバオ~クラーク 週4便
ダバオ~プエルトプリンセサ(パラワン) 週3便
前身のエアアジア・ゼスト時代には運航していた路線も一部含みますが、エアアジア・フィリピンとしてはいずれも新規就航です
なお、同社は3月27日からカリボ(ボラカイ)~クラーク線を再開することも既に明らかにしています。
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フィリピンにおける国内線LCC市場はセブ・パシフィックの独壇場という感が一時はありましたが、ここにきてエアアジア・フィリピンが路線拡大傾向に転じているので、今後は徐々にその存在感を増していくのではないでしょうか。
ただ、セブ・パシフィックが傘下にセブゴー(Cebgo)ブランドを抱え、ターボプロップのATR72で小規模な空港にも就航できるのに対し、エアアジア・フィリピンはエアバスA320の単一機材ということで、特に地理的に小さな島の多いフィリピンでは展開可能な場所がおのずと限られてきてしまうのは仕方がないところですね。