先日、ミャンマーのヤンゴンからタイのバンコクまで格安航空会社タイ・ライオンエア(Thai Lion Air)のフライトを利用しました。
午前8時過ぎ、宿泊していたダウンタウンにあるホテルからタクシーに乗って空港に向かいます。運賃は交渉制で8,000チャット。

多少渋滞してはいたものの想定内の約40分で到着。ヤンゴン空港の国際線ターミナルは2つに分かれていますが、タイ・ライオンエアは昨年供用開始されたばかりのターミナル1の方を使用。
建物に入る前に、まずはセキュリティチェックを受けます。
この1か月ほど前に政府関係者が空港で射殺されるという物騒な事件があったばかりだったため、検査はかなり厳重。結構時間がかかりました。
ターミナル内に入ると右手に各航空会社のチェックインカウンターが並んでいます。タイ・ライオンエアはCカウンター。

この時はタイ・ライオンエア用として4列分のカウンターが用意されていました。自分の他に乗客は全くいなかったので搭乗手続きはすぐに完了。チェックイン業務はミャンマー国際航空のスタッフが行なっていました。
チェックインカウンターの周囲にはレストラン、カフェ、コンビニ、書店などが点在。

このターミナルを利用するのは初めてでしたが、明るく現代的な造りで以前のターミナルとはずいぶん雰囲気が異なりますね。

今回利用したSL201便はヤンゴン発11:00バンコク着13:00というフライトスケジュール。タイとミャンマーの間には30分の時差があるため所要時間は1時間半。
搭乗まで時間は十分ありますが、さっさと出国手続きをしてしまおうとエスカレーターで2階へ。
イミグレと2度目のセキュリティチェックも全く混んでおらず、何の問題も無く通過。
搭乗ゲートのある出発フロアは2階なのですが、一旦、3階まで上がった後、再度2階に降りなければならないというちょっと面倒くさい構造になっています。
3階にある免税店やみやげ物屋などでお金を使ってもらおうという魂胆なのかな?
みやげ物屋は料金は当然高めながらも、一通りのミャンマー土産は揃っているので街中で買い忘れた場合でもなんとかなりそうでした。
国際線の路線数が少ないわりにはショップや飲食店は多く充実しています。
奥の方には紀伊国屋書店も。但し、ざっと見たところ日本語の本は無く英語書籍のみ。

ファストフード店が集まったエリアがあったので行ってみることに。
バーガーキング、ラーメン屋の山小屋、タイ・エクスプレスなどが入っていました。
朝から何も食べていなかったため、かなり空腹です。これから乗るタイ・ライオンエアはLCCなので機内食は有料。だったら空港内で食べたほうがましだろうということで、うろうろと。
一番奥にシンガポールの中華料理レストラン、クリスタル・ジェイド(Crystal Jade)を発見。ここでお粥でも食べようと思ったのですが、残念ながら営業時間前。
結局、カフェのコーヒービーン&ティーリーフ(The Coffee Bean & Tea Leaf)に入り、モーニングセットをオーダー。
空港内ではフリーWi-Fiも提供されていて、普通にWebサイトを見たりする程度であればストレスなく使用できました。
近代的なターミナルなのですが、どこから入ってきたのか建物内にはスズメが数羽飛んでいて、平和そうにチュンチュン鳴いているあたりはやっぱりミャンマー。

食事を終え、のんびりしていると搭乗開始予定時刻の午前11時20分に。
ターミナル1の出発ゲートは9~14まであり、一列に並んでいます。この日のゲートは9番。
チェックイン時の様子からてっきり乗客も少ないのだろうと早合点していましたが、搭乗口まで来てみるとタイ人ツアー客でごった返している状態。
11時半近くになって搭乗開始のアナウンスが入ります。
機材はボーイング7373-900ER。搭乗率は8割程度。隣2席があいていたのはラッキーでした。
ほぼ定刻通りに出発。

カップヌードルやお粥は60~80バーツ。
インスタントヌードルで有名なママーの出しているフリーズドライシリーズ(Mama Handi Rice)が機内食で提供されているのは初めて見ました。

国際線とは言え、飛行時間は正味1時間程度なので本当にあっという間。飛行中は揺れもほどんどなく、至って平穏なフライトでした。

予定時刻より10分ほど早くバンコクのドンムアン空港に無事到着。
入国審査場に近づくとものすごい人です。2年ぐらい前から登場した、入国カードの記入忘れをチェックしてくれるスタッフはいるものの、ただ立っているだけで全然仕事をしていません。
結局、ここで1時間近く足止め状態。ドンムアン空港の入国にこれだけ時間がかかったのは久しぶりでした。しかし、到着して早々こういうことがあるとどっと疲れが出ますね。