エアアジア、カンボジアでも格安航空会社を設立予定

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エアアジアグループが、カンボジアでも格安航空会社の設立を計画しているようです。

シェムリアップ空港に駐機中のエアアジア機
シェムリアップ空港に駐機中のエアアジア機

地元メディアのクメール・タイムズ(Khmer Times)などが公共事業・運輸省大臣の発言として報じているもので、同グループのトニー・フェルナンデスCEOとカンボジアのフン・セン首相が会談した際に言及したとのこと。

Khmer Times – AirAsia Cambodia to debut soon

航空会社名はエアアジア・カンボジア(AirAsia Cambodia)が有力なようです。現在カンボジアにはLCCは存在しないため、エアアジア・カンボジアが誕生すれば同国初のLCCということになります。

カンボジアは国内線については、フラッグキャリアのカンボジア・アンコール航空に加え、ここ数年でバサカエアやJCインターナショナル航空といった新興航空会社が相次いで参入したことで航空券はだいぶ安くなりましたが、国際線については一部を除いてまだまだ割高という印象です。

特に、近隣のベトナムやラオスなどへの路線が少なく運賃も高いため、エアアジア・カンボジア設立後はこの辺りにぜひ力を入れて欲しいなあと個人的には思っています。

現状、エアアジアグループの拠点はマレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、インドの5か国。今後は日本に加え、ベトナムと中国でも現地法人を設立することを既に表明していて、アジアにおけるエアアジアの存在感・影響力が一層拡大することになりそうです。

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なおこれに先立ち、マレーシアのエアアジア(AK)が8月9日よりクアラルンプール~シアヌークビル線を開設する事も明らかになっています。

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