バニラエア、2018年3月25日より台北―ホーチミン線を運休

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昨日バニラエア(Vanilla Air)が2018年夏スケジュールを発表していますが、現在デイリー運航している台北~ホーチミン線を運休することが明らかになっていますね。

タンソンニャット空港に駐機中のバニラエア機
タンソンニャット空港に駐機中のバニラエア機

2018年夏期運航便 12月14日より航空券の販売開始!! | バニラエア

台北発のJW105便、ホーチミン発のJW102便共に最終運航日は2018年3月24日(同名便による成田~台北間は3月25日以降もスケジュールを変更して運航)。

一旦運休すると再就航するのはなかなか難しそうなのでこのまま撤退という形が濃厚でしょうか。夏スケジュール以降、バニラエアの東南アジア路線は成田~セブ線のみとなります。

ホーチミン線を開設したのは昨年9月ということで、運航期間はおよそ1年半。ベトナムに就航している唯一の日系格安航空会社、さらに以遠権という同社にとって新しい試みの路線だっただけに残念ですね。

この台北~ホーチミン線は自分が搭乗した時もそうでしたが利用者に日本人は少なく、ベトナム人や台湾人が中心。日本各都市からホーチミンへはベトナム航空の直行便が安く、繁忙期でなければいずれも往復3万円台~4万円台とLCC並みの料金で行くことができるため、台北に寄る必要がなければバニラエアの便を利用するメリットはほとんどありませんでした。

関連記事バニラエア JW102便 ホーチミン~台北~成田線 搭乗記(その1)

バニラエア撤退後は同区間のLCC直行便はベトジェットエアが唯一ということになります。この他、エバー航空、チャイナエアライン、ベトナム航空という台湾・ベトナム両国のレガシーキャリアも就航しています。