バニラエア JW102便 ホーチミン~台北~成田線 搭乗記(その1)

シェア

先日、ベトナムのホーチミンから成田空港まで格安航空会社のバニラエア(Vanilla Air)を利用しました。

途中台北で乗り継ぐ必要があるため、実際にはホーチミン~台北及び台北~成田という2区間を搭乗。まず今回は「その1」としてホーチミン~台北線について紹介したいと思います。

JW102便はホーチミンを出発するのが午前1時35分発という深夜便。台北到着は午前6時30分の予定(10月31日からの冬スケジュールではさらに30分程遅い、深夜2時発となります)。

時刻表|バニラエア 

宿泊していたホテルから空港まではuberXで。タクシーよりも安く、現金をやり取りする必要もないため深夜でも安全・簡単です。

関連記事ホーチミン市内から空港までuberXを利用してみました

午後11時半過ぎ、出発のちょうど2時間前に国際線ターミナルに到着。

タンソンニャット国際空港
タンソンニャット国際空港

バニラエアの国際線はウェブチェックインには未対応とのことだったので、素直にチェックインカウンターに向かいます。この日はG6~G10がバニラエア用に割り当てられていました。

国際線ターミナル内の様子
国際線ターミナル内の様子

並んで待っている間に周囲の乗客の話す言葉を聞いていると台湾とベトナムの方が多そうな雰囲気です。

15分ほどで自分の順番が。カウンター業務は現地のハンドリング会社に委託しているようで、ここでは特に日本の航空会社らしさは感じませんね。

バニラエアのチェックインカウンター
バニラエアのチェックインカウンター

チェックイン可能な時間は出発50分前の午前0時45分までとのこと。カウンターの上には経由便利用時の手順が書かれた案内も。

乗り継ぎ案内
乗り継ぎ案内

搭乗手続きの際、荷物は最終目的地である成田までのスルーバゲージであることをスタッフに再確認しておきます。機材が変わるわけではないので問題ないとは思いますが、これでひと安心。

すぐに出国検査場に向かいますが、出国検査・保安検査共にガラガラでものの数分で終了。

出発案内表示

ほぼ同じ時間帯に台北へ行く便がベトジェットエア、バニラエア、ユニー航空(エバー航空)と3社も揃っていますね。

フロアマップで確認すると国際線の搭乗口は8~12、14~20の計12か所。そのうち、10~12と14がバスゲートとなっているようです。今回のバニラエア便はボーディングブリッジを使う17番ゲートからの搭乗でした。

タンソンニャット空港出発フロアマップ
タンソンニャット空港出発フロアマップ

時刻はこの時点でちょうど深夜0時。搭乗開始予定時刻は午前1時5分となっていたため、まだだいぶ時間があります。プライオリティパスが使えるオーキッドラウンジ(Orchid Lounge)でのんびりすることに。

ラウンジ内の様子
ラウンジ内の様子

利用者も少なく、静かで快適。

ラウンジ内の様子

バニラエアはLCCのため機内食は有料。ここでフォーなどを食べ腹ごしらえをしておくことに。

ラウンジ内の様子

たまたまラウンジが17番ゲートのすぐ横に位置していたため、これから乗る機材が台北から到着する様子を眺めることもできました。

タンソンニャット空港に到着したバニラエアのA320型機
タンソンニャット空港に到着したバニラエアのA320型機

午前1時になったのでラウンジを後にし、隣の搭乗口へ。

搭乗開始

ほぼ予定通りに搭乗が開始されます。

機内の様子
機内の様子

機内に入り一息ついたところでフライトアテンダントの方に伺うと、本日の乗客はホーチミン~台北間が118名、その先の台北~成田間が158名とのこと。

バニラエアのこの機材は定員180名なので搭乗率に換算すると65%と88%。「運航当初は40人ぐらいの時もあったんですよ~」ということだったので、この日はまずまずの入りというところでしょうか。ただ、自分のように両路線を乗り継ぐ客はこの日はたった10人だそう。

バニラエアの客室乗務員
今回お世話になった日本人客室乗務員のお二人

チェックインカウンターで気付いた通り、やはり周囲もほとんどが台湾とベトナムからの旅行者でした。

座席間隔

座席間隔はLCCでごく一般的なもの。ということで狭いです。ただ隣2席は幸運にも空席で、これで横になって寝ていくことができます。

出発前のセイフティーインストラクションは日本語と英語で行われました。このフライトに限れば中国語で行なった方が実用的なのでしょうが。

機内誌など
機内誌など

ほぼ定刻通りに動き出し、離陸もスムーズ。水平飛行後すぐに台湾の入国カードが配られますが、自分は乗り継ぎのため必要なし。

空いている座席に移ろうとしていた2人が結構きつめに注意され、元に戻されていたのが印象的でした。座席の移動に関してはかなり厳しく制限している感じです。

機内食メニュー

機内食メニューは日本語、英語、中国語の3か国語で表記。飲み物についてはソフトドリンク類は一律200円。

機内食メニュー

十六茶が大々的に宣伝されていました。他とのスペースの違いが極端です。

支払いは現金の場合、日本円、台湾ドル、香港ドル、米ドルの4種類から選択が可能。ホーチミン発の便ですが、残念ながらベトナムドンは使えません。クレジットカードは使用できるものの、合計金額が1,000円以上の場合のみとのこと。

クレジットカード取り扱いについて

機内食・機内販売の時間が終わると、機内の照明が消され休息タイムに。その後、気流の影響なのか、途中細かい入れがしばらく続いていました。自分は疲れていたせいもありいつの間にか夢の中に。

外がぼんやり明るくなってきた頃アナウンスが入り、15分後に着陸態勢に入るとのこと。

台湾桃園国際空港に到着
台湾桃園国際空港に到着

到着もほぼ定刻通り。バニラエアはLCCですが日本の航空会社ということで我々日本人にとっては気分的に安心感・信頼性がありますね。当然、皆さん日本語で対応してくれますし。

手を振って挨拶をするバニラエアのクルー
手を振って挨拶をするバニラエアのクルー。こういう対応も日系ならでは。

成田まで乗り継ぐ乗客も手荷物を全て持ち、一旦飛行機を降りる必要があります。ターミナル1まではバスで移動。

台北に到着

ホーチミン~台北間のフライトの紹介はここまでです。「その2」では台北での乗り継ぎ方法と台北~成田間の機内の様子などを紹介したいと思います。

関連記事バニラエア JW102便 ホーチミン~台北~成田線 搭乗記(その2)