タイの年間の天気を地域別に詳しく解説

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タイの天気は一般に4月~10月が雨季、11月~3月が乾季であるとよく言われますが、実は地域・場所によって降水量や気温などその天候の変化には大きな違いがあります。

バンコク、プーケット、チェンマイ

ここでは、日本人旅行者が訪れることの多い以下の10か所をピックアップし、各地の月別の雨の降り方や最高気温などの特徴を細かく見ていこうと思います。

バンコク: 中部
パタヤ: 東部
カンチャナブリー: 西部
ホアヒン: 南部(タイ湾側)
サムイ島: 南部(タイ湾側)
プーケット: 南部(アンダマン海側)
チェンマイ: 北部
チェンライ: 北部
ウドンターニー: 東北部
ウボンラーチャターニー: 東北部

なお、今回使用したデータはタイ気象庁(Thai Meteorological Department)が公表している過去30年間の平均値を用いています。

バンコク

タイの首都にして東南アジア有数の大都市。雨季と乾季が比較的明瞭で、5月になると急に降水量が増えここから本格的な雨季のシーズンに突入。10月までは雨の降る日が毎月平均15日以上となり、2日に1回は雨が降る計算。

バンコクでは雨季の始まりと終わりにまとまった降雨があるのが特徴で、5月、9月、10月は月の平均降水量が200ミリを大幅に超える。

また、3月~5月は平均最高気温が35度以上となり厳しい暑さが続く。年間を通して気温の変化は比較的小さいものの、1月と12月は最低気温が20度近くまで下がるため、朝晩は肌寒さを感じる日も。近郊のアユタヤの天気はバンコクとほぼ同じ。


平均降雨日数
1月: 1日
2月: 3日
3月: 3日 
4月: 6日
5月: 16日
6月: 16日
7月: 18日
8月: 20日
9月: 21日
10月: 17日 
11月: 6日
12月: 1日

パタヤ

ビーチや歓楽街が世界的に知られるバンコク近郊のリゾート地。雨が多いのは5月~10月だが降水量は年間を通して比較的少ない。そのため、バンコクでは雨が降っている時でもパタヤでは天気が良いということも珍しくない。

特に、7月~8月は雨季中でありながらも月の平均降水量は100ミリ未満でバンコクの半分程度。日本の夏休みにパタヤに遊びに行ったが大体晴れていたという経験をした方も多いと思う。

海沿いの街ということもあり、1日を通しての気温の変化が少ないのも特徴。最高気温もそれほど高くならないのが通例で比較的過ごしやすい。隣のラヨーン県に位置するサメット島もほぼ同様の天候。


平均降雨日数
1月: 1日
2月: 3日
3月: 4日 
4月: 6日
5月: 12日
6月: 11日
7月: 11日
8月: 12日
9月: 17日
10月: 18日 
11月: 10日
12月: 1日

カンチャナブリー

映画「戦場に架ける橋」の舞台にもなったクウェー川鉄橋で知られるタイ西部の街。西側はミャンマーと国境を接する。パタヤ同様、年間を通して降雨量が少ない。まとまった雨は9月から10月にかけて降りやすく、次いで雨季初めの5月というのもパタヤやバンコクと同様。

気温的にはタイで最も暑いエリアの一つで、酷暑期の3月や4月には連日最高気温が37~38度にも達する。


平均降雨日数
1月: 1日
2月: 2日
3月: 3日 
4月: 6日
5月: 14日
6月: 14日
7月: 16日
8月: 16日
9月: 18日
10月: 15日 
11月: 6日
12月: 2日

ホアヒン

マレー半島北部、タイ湾に面したリゾート地。バンコクから200km程と近く、南部エリアの中ではチャアムと共に最も北側に位置。

他の地域同様4月中旬~10月中旬が雨季にあたるものの、この時期でも降雨量は月100ミリ前後とかなり少なめ。唯一、雨季終盤の10月のみ大雨が降りやすい。タイの主要観光地の中では最も雨の少ない場所の一つ。

海沿いの街のため気温的には年間を通して変化は少なく、1日の最高気温と最低気温の差も通常6~8度と小さい。


平均降雨日数
1月: 2日
2月: 2日
3月: 2日 
4月: 4日
5月: 13日
6月: 15日
7月: 17日
8月: 18日
9月: 17日
10月: 17日 
11月: 9日
12月: 2日

サムイ島

タイ湾に浮かぶリゾートアイランド。タイの他の地域が乾季入りして雨の少なくなる10月半ばから12月末にかけて雨が非常に多いのが特徴。

特に11月は降雨量が500ミリを超え、1年で最も雨の多い時期。サムイ島の属するスラーターニー県では豪雨による災害もしばしば発生。観光には適さない分、ホテルなどの宿泊施設は大幅に割引されるケースも。この時期以外もスコールは多いものの天候は比較的安定し、雨季と呼べる期間はアンダマン海側のプーケットなどよりも短い。

海に囲まれた島という土地柄、年間を通じて気温の変化が少なく、特に年間の最低気温の変化は2~3度しかない。サムイ島の北にあるパンガン島もほぼ同様の天候。


平均降雨日数
1月: 11日
2月: 5日
3月: 4日 
4月: 8日
5月: 16日
6月: 15日
7月: 15日
8月: 15日
9月: 16日
10月: 20日 
11月: 20日
12月: 15日

プーケット

アンダマン海に浮かぶ世界的なビーチリゾートでタイ南部最大の観光地。雨季の期間が長く、5月~11月までの実に7か月間は月の平均降水量が200ミリを超える。特に、9月と10月は1か月のうち平均して23日は雨。但し、それ以外の時期は短時間で激しく降るスコールが中心のため、雨が降る日でも晴れ間がのぞくことも多い。

気温的には常夏で、最も涼しい1月や12月でも最低気温は22度以上。年間を通しての気温差も非常に小さい。同じくアンダマン海側に位置するクラビーやピーピー島などもほぼ同様の気候。


平均降雨日数
1月: 6日
2月: 4日
3月: 6日 
4月: 12日
5月: 22日
6月: 21日
7月: 20日
8月: 20日
9月: 23日
10月: 23日 
11月: 16日
12月: 9日

チェンマイ

北部最大の都市にしてかつてのランナー王国の古都。寺院が点在する落ち着いた街の雰囲気と物価の安さに惹かれ長期滞在する外国人も多い。

雨季は5月~10月頃までだがバンコクと比べると降水量は年間を通して少ない。8月から9月にかけてが雨のピーク。

気候が穏やかで住みやすいイメージのあるチェンマイだが、3月から5月にかけては最高気温が35度前後になり日中は猛烈な暑さが続く。一方、乾季は朝晩涼しい日が多く、特に12月~2月は最低気温が15度前後にまで下がる。盆地という土地柄、寒暖差が比較的大きいのも特徴。


平均降雨日数
1月: 1日
2月: 1日
3月: 2日 
4月: 6日
5月: 15日
6月: 17日
7月: 19日
8月: 21日
9月: 17日
10月: 11日 
11月: 6日
12月: 2日

チェンラーイ

北にミャンマー、東にラオスと国境を接するタイ最北端の県。北に位置していることに加え標高が高いこともあって、11月から1月にかけての3か月間は最低気温が13度程度にまで下がる。この時期に旅行する場合は防寒具として薄手の冬服を持参することをおすすめする。

他地域同様に4月半ばから10月半ばが雨季にあたる。同じ北タイでもチェンマイに比べると降雨量は多く、特に7月~9月にまとまった雨が降る。少数民族の村などを訪ねるトレッキングもポピュラーだが、この時期は川が増水したり土砂崩れが起きやすくなるため注意が必要。


平均降雨日数
1月: 2日
2月: 1日
3月: 3日 
4月: 10日
5月: 17日
6月: 19日
7月: 22日
8月: 24日
9月: 18日
10月: 12日 
11月: 6日
12月: 3日

ウドンターニー

タイ東北部を代表する都市の一つで、広大なコラート高原の北部に位置。雨季と乾季が明瞭で、4月半ば~10月半ばが雨季にあたる。5月~9月は月平均降水量が200ミリを超え、最も降水量の多い8月は平均20日以上雨が降る。反対に、11月~2月までの4か月間の降雨量は合計してもわずか40ミリ程度。

気温について言うと、内陸部に位置しているため年間を通して気温差が大きい。4月には最高気温が36度を超える一方で、12月から1月にかけては朝の最低気温が16度程度になり長袖の衣服が必須となる。乾季の時期は1日の寒暖差が大きくなるのも特徴。


平均降雨日数
1月: 1日
2月: 3日
3月: 4日 
4月: 8日
5月: 16日
6月: 18日
7月: 18日
8月: 21日
9月: 18日
10月: 8日 
11月: 2日
12月: 1日

ウボンラーチャターニー

カンボジアと国境を接するタイ東北部主要都市のひとつ。気温・降水量ともにウドンターニーと非常によく似た気象条件となっている。12月から2月にかけての3か月間は月の平均降雨日数がわずか1日と降雨は稀。

海から遠く離れた土地ゆえ、朝晩と日中との寒暖差が激しい。特に乾季には1日で15度以上変化する日も珍しくないため体調管理には要注意。


平均降雨日数
1月: 1日
2月: 1日
3月: 3日 
4月: 8日
5月: 15日
6月: 19日
7月: 19日
8月: 22日
9月: 20日
10月: 11日 
11月: 4日
12月: 1日