タイ・エアアジアX、中部(名古屋)―バンコク線(XJ639便)搭乗記

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先日、中部国際空港(セントレア)からタイのバンコクまでタイ・エアアジアX(Thai AirAsia X)のフライトを利用したのでその時の様子を紹介します。

これは10月30日に開設されたばかりの新路線で、今回搭乗したXJ639便は中部発が午後4時30分、バンコクのドンムアン空港到着が夜の9時10分というフライトスケジュール。

但し、公式サイトで確認すると2019年1月1日からは中部発が午前10時55分、バンコク着が午後3時35分というダイヤに変更されるようです。日本人にはより使いやすくなり、名古屋周辺のタイ好き旅行者には朗報ではないでしょうか。

タイ・エアアジアX、中部~バンコク線の告知
タイ・エアアジアX、中部~バンコク線就航の広告看板

航空券はセール期間中に購入し、運賃は約1万円。これにバリューパック(受託手荷物、座席指定、機内食)やクレジットカード手数料などを加え総額は1万6千円ほどでした。

動画はこちらから。

当日、セントレアの出発フロア(3階)に着いたのは午後1時少し前。案内で確認するとタイ・エアアジアXのカウンターはGエリアとの表示。

Gカウンターエリア
Gカウンターエリア

まだカウンターは開いていなかったため先に所要を済ませ再び出発フロアに戻ってみるとちょうど手続きが開始されたところでした。

チェックインカウンター
チェックインカウンター

前夜、アプリや公式サイトからウェブチェックインを試みるもなぜかできなかったのでその旨を告げると、ウェブチェックイン済みのカウンターに並んで下さいとの返答。

10分ほどの待ち時間で手続き・荷物預けが完了。出発まではまだ3時間もあります。まずは上のフロアで昼食をとることに。少し迷って、ちょうちん横丁に入っていた「下の一色」という天ぷら専門店で地物天丼を選択。料金は1,380円也。

メニュー
メニュー

後で調べたところ店名は「しものいしき」と読むのだそう。味はまずまずでしたが食べにくい形の器で、あれは変えてもらいたいですね。

地物天丼
地物天丼

食事を終えてもまだ時間はたっぷり余っていますが、さっさと出国手続きをすることにします。保安検査場と出国審査場はガラガラでものの数分で通過。

制限エリア

ボーディングパスを見るとゲートは14番。15時50分搭乗開始となっています。

搭乗券
搭乗券

窓際にはパソコン作業をするのに最適なデスクが置いてあったため、スタバでコーヒーを買った後ここでのんびりすることにします。

ワーキングデスク

1時間ほど滞在してから搭乗口へ。14番というのは一番端のゲートでした。

搭乗口へ

予定通り15時50分に搭乗開始のアナウンスが入ります。

14番搭乗口
14番搭乗口

プレミアムフラットベッドなどの乗客が先に呼ばれ、続いて座席番号31番以降の後部座席の乗客、最後にそれ以外の乗客という順番。

タイ・エアアジアXのエアバスA330型機
タイ・エアアジアXのエアバスA330型機

機材はエアバスA330で変更はないものの、予約した時は2-4-2の座席配列だったものが機内に入ってみると一般的な3-3-3配列になっています。ウェブチェックインできなかったのもその辺りが影響していたのでしょうか?

2-4-2の機材は座席間隔なども余裕があるということだったのでこれは残念。ただ、この日の搭乗率はそれほどでもなく、隣は空席。ざっと見渡したところ全体では6割程度という感じでした。

座席間隔

タイ・エアアジアXの成田便同様に乗客はタイ人の姿が目立ちますが、11月の平日という時期にしては思ったよりも日本人が多いなという印象。

定刻より10分ほど早く出発。日本語アナウンスは一部テープ再生。あとは日本語のできるタイ人乗務員が行なっていました。この時は日本人乗務員はいなかった模様(帰りの便には1名搭乗していました)。

夕日が綺麗

安定飛行後、綺麗な夕焼けをぼーっと眺めていると出入国カードが配られます。

タイの出入国カード
タイの出入国カード

その後、機内食タイム。予約時に受託手荷物と機内食付きセットを申し込んでありました。

機内食

自分はエアアジアのナシレマが好きでよく頼むのですが、この時はグリルチキンというのを選択していたようです(覚えていない・・・)。味は正直イマイチ。

機内メニューを見るとおにぎりも売っていて味噌汁付きで90バーツ。約300円というのは機内食としては良心的な価格ではないでしょうか。

おむすびとみそ汁のセットも
おむすびとみそ汁のセットも

ホットミールも事前にオーダーしておけばドリンク付きで150バーツ(約520円)。機内注文でも200バーツ(690バーツ)です。

機内食メニュー

普通に千円くらい取るLCCが多い中、エアアジアグループの機内食は比較的安く、この点でも評価できるのではないかと思います。

エアアジアとナラヤのコラボ商品
エアアジアとナラヤのコラボ商品なども

食事が終わり、しばらくすると消灯。自分もウトウトとし、気づいた時には既に機内は再び明るくなっていました。タイ時間の午後7時50分(日本とタイは2時間の時差)、「着陸態勢に入る」とのアナウンス。

バンコクの灯が見えてきました

午後8時25分、バンコクのドンムアン空港に無事到着。ダイヤ上は午後9時10分着となっているためかなりの早着。これは冬スケジュール開始直後という時期的なことが大きいと思います。離陸から着陸までほとんど揺れのない静かなフライトでした。

ドンムアン空港

中部~バンコク線は今回利用したタイ・エアアジアXに続いて、同じタイのLCCであるタイ・ライオンエア(Thai Lion Air)も参入が決定。果たしてそこまで需要があるのか今回の搭乗率を見るとちょっと不安になるものの、まずは選択肢が増えることを歓迎したいですね。

この時はドンムアン空港の入国審査場は空いていてわずか5分ほどの待ち時間で済みました。同空港を利用する中国人旅行者があまりに多いため近頃中国人専用の入国審査カウンターが設けられましたが、それ以降はスムーズに入国できるケースが増えたような気がします。

一見中国人を特別扱いするようでいて実は恩恵を受けるのは我々他の外国人旅行者という感じなので、これは今後もずっと続けて欲しいですね。

午後9時前に到着フロアに
午後9時前に到着フロアに