プノンペン国際空港とプノンペン駅を結ぶ空港鉄道はこれまで試験期間として無料で運行されてきましたが、2018年11月9日より有料となりました。
運賃は片道2.5ドルまたは1万リエル(約280円)。外国人もカンボジア人も一律料金です。
運行時間は午前5時30分~深夜2時30分まで。現時点での空港~プノンペン駅間の所要時間は30分、両駅での停車時間がそれぞれ10分となっています。
無料期間中は地元カンボジア人たちで賑わっていた車内も今回はガラガラ。この時の乗客は自分を含めてわずか3人という寂しいものでした。
ただ前回乗車した時に比べ所要時間は確実に短縮。スケジュール通りぴったり30分でプノンペン駅に到着しました。この路線にはメキシコ製の新車両3編成を導入することが決まっていて、既にメキシコを出発し船でカンボジアに向かっているところのようです。
プノンペン駅には、以前もお会いしたカンボジア王立鉄道CEOのジョンさんがちょうどいたので話を伺ったところ、新型車両導入後は運行間隔も大幅に短縮され20分に1本程度になる予定とのこと。そこまでいくのにはまだ5~6か月はかかるだろうともおっしゃっていました。
プノンペンも最近は特に朝晩の通勤・通学時間帯はかなり渋滞するようになっているので、空港から鉄道を使うというのも一つの手だと思います。ただ、もう少しプロモーションなりPRをして知名度を上げて乗客を増やしていかないと採算を取れるレベルに持っていくまでにはまだまだ時間がかかりそうです。