バンコクの都市鉄道 車両は日本製、ドイツ製、中国製の3種類 内訳は?

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現在、バンコクには都市鉄道と呼ばれる電車としてBTS、MRT、エアポートレールリンクの3種類が存在しています。

BTSの新車両EMU-B3
BTS facebookページより

使用中・発注済みを合わせた全車両数はBTSが98両、MRTが75両、エアポートレールリンクが9両。



それぞれの車両を提供している国・会社の内訳と車両数は以下の通りとなっています。

BTS(98両)

1999年 ドイツ・シーメンス社製 35両
2010年 中国・長春軌道客車製 12両
2015年 中国・長春軌道客車製 5両
2019年 ドイツ・シーメンス社製 22両
2019年 中国・長春軌道客車製 24両※

※現在5両を受領済み。残り19両は2020年受領予定

MRT(75両)

2004年 ドイツ・シーメンス社製 19両
2015年 日本・総合車両製作所 21両
2019年 ドイツ・シーメンス社製 35両※

※現在10両を受領済み。残り25両は2020年受領予定

エアポートレールリンク(9両)

2010年 ドイツ・シーメンス社製 9両

さらに、2021年1月からはタイ国鉄によるSRTレッドライン(SRT Red Line)も運行開始する予定です。

こちらはダークレッドラインとライトレッドラインの2系統あり、共に日立が製造した車両が使われます。既に一部はタイ国鉄が受領済みで、今後、合計では130両(25編成)が提供されることになっています。

関連リンク日立がタイ国鉄バンコクレッドライン向け新型鉄道の出荷を開始 (PDF)