アジア各国の外国人旅行者数を比較

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日本を訪れる外国人旅行者数が年間3千万人を超えたことが話題になりましたが、ではアジアの他の国の状況はどうなのか気になったので調べてみました。

成田空港到着ホール

世界観光機関(World Tourism Organization, UNWTO)が公表しているデータを用い、トップ20を抽出。さらに2010年との数字を比較して各国ごとの伸び率も計算してみました。



アジアのトップ20は以下のような結果になりました(伸び率は2010年との比較)。

2018年の外国人旅行者数(万人)

順位 国名 旅行者数(万人) 伸び率
1 中国 6,290 +30.0%
2 タイ 3,828 +140.2%
3 日本 3,119 +262.2%
4 香港 2,926 +40.3%
5 マレーシア 2,583 +5.0%
6 マカオ 1,849 +55.0%
7 インド 1,743 +201.5%
7 ベトナム 1,550 +206.9%
8 韓国 1,535 +74.4%
9 シンガポール 1,467 +60.2%
10 インドネシア 1,340 +91.4%
11 台湾 1,107 +98.7%
12 イラン 730 +148.3%
13 フィリピン 713 +102.6%
14 カンボジア 620 +147.0%
15 ラオス 377 +125.8%
16 ミャンマー 355 +349.4%
17 スリランカ 233 +258.5%
18 モルディブ 148 +87.3%
19 ネパール 117 +95.0%
20 モンゴル 52 +16.0%

(出典: World Tourism Organization

昨年時点で、日本はアジアの中では中国、タイに次いで3番目に外国人旅行者の多い国に。2010年との比較でみると実に3倍以上に増加していて、上位国の中ではトップの伸び率です。

2010年に日本を訪れた外国人はわずか861万人、さらに翌2011年は震災の影響でその数字は622万人にまで減少したことを考えると、この数年でいかに急速に外国人旅行者が増えているのかがよくわかると思います。