バンコク以外へのタイ直行便は今年も実現しませんでしたね

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2019年も間もなく終わろうとしていますが、日本・タイ間の航空関連ニュースを振り返ってみると、今年はタイ国際航空が5年ぶりに仙台~バンコク線を再開。さらに先日はLCCのノックエアが広島~バンコク線を開設と、新たに日本の2都市からタイへの直行便が実現しました。

来年5月にはいよいよJAL系列のLCCジップエア(ZIPAIR)も成田~バンコク線に就航することが決まっているなど、日本とバンコクを結ぶ航空路線は依然拡大傾向にありますが、一方で、バンコク以外の都市へのタイ直行便は結局今年も誕生しませんでした。

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チェンマイ空港
チェンマイ空港

現在、タイへの直行便のある日本の都市・空港は以下の通り。

札幌(新千歳)
仙台
東京(成田、羽田)
名古屋(中部)
大阪(関西)
広島
福岡
那覇

実に8都市から直行便が運航中。ただ、タイ側の就航先は全てバンコクという一極集中状態。スワンナプーム空港かドンムアン空港かの選択肢しかありません。

他の東南アジア主要国を見てみると、ベトナムはハノイ、ダナン、ホーチミン、フィリピンはマニラ、セブ、クラーク、マレーシアはクアラルンプールとコタキナバル、インドネシアはジャカルタとバリ島などいずれも日本から2~3都市に直行便が運航。

そういうなかにあって、東南アジアで最も旅行者の多いタイだけはバンコク1都市のみという状況がここ数年続いています。今年タイを訪れる日本人は過去最高の180万人前後まで達する見込み。さらに、今は昔と違ってタイ人のインバウンド需要も高く、今年11月末までで115万人以上が訪日。年間では約130万人のタイ人が日本を訪れています。

双方向で年間300万人以上の往来がある中、就航先がバンコクだけというのはいかにも寂しい感じがしますよね。来年こそは、チェンマイ、プーケット、パタヤなどへの直行便誕生のニュースをぜひ聞きたいものです。