ベトナムを訪れた日本人旅行者、初の年間90万人超え

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ベトナム観光総局(Vietnam National Administration of Tourism)が2019年の外国人旅行者数統計を公表しています。

ホーチミンのタンソンニャット空港
ホーチミンのタンソンニャット空港

それによると昨年1月~12月にベトナムを訪れた日本人は約95万2千人で、初めて年間90万人をオーバー。2018年の日本人旅行者は約82万6千人だったので、12万人以上増加。前年比伸び率もプラス15%以上と過去10年間で最も高い数字になっています。



2019年の外国人旅行者数総数は1,800万人を突破。こちらも2018年比で16%以上増え、過去最高の数字を記録しました。国籍別のトップ10は以下の通り。

ベトナムを訪れた外国人旅行者数(2019年)

順位 旅行者数 2018年比
1 中国 5,806,425 +16.9%
2 韓国 4,290,802 +23.1%
3 日本 951,962 +15.2%
4 台湾 926,744 +29.8%
5 アメリカ 746,171 +8.6%
6 ロシア 646,524 +6.6%
7 マレーシア 606.206 +12.2%
8 タイ 509,802 +45.9%
9 オーストラリア 383,511 -0.9%
10 イギリス 315,084 +5.7%

(出典:Vietnam National Administration of Tourism

人口が多くベトナムと国境を接している中国人旅行者が1番多いというのは当然としても、韓国人の429万人というのは驚くべき数字ですね。

また、ここ1~2年でベトジェットエアをはじめとした格安航空会社の路線が拡大した台湾からの旅行者が多いのも特筆すべき点で、昨年は92万人以上がベトナムを訪れ、日本人に迫る勢いとなっています。

さらに、同じく昨年からLCC便が急増しているタイからの旅行者が大幅に増加しているのも目につきます。2018年比45%以上の伸びと、国別では最も高い伸び率を記録しました。