シンガポールのホーカー文化がユネスコ無形文化遺産入り

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パリで開催されている第15回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会は、シンガポールのホーカー文化を無形文化遺産に登録したことを発表しています。

シンガポールのホーカーの様子

シンガポールでは2015年にシンガポール植物園(シンガポールボタニックガーデン)が世界遺産に登録されていますが、無形文化遺産としてはこれが初。

ユネスコでは、ホーカーは多文化都市国家である同国の屋台料理文化を象徴するもので、その手軽さと提供される料理の種類の豊富さ、朝から夜まで時間を問わず人々が集うさまは地域における「ダイニングルーム」としての機能を果たしていると評価しています。



マックスウェルフードセンターの天天海南鶏飯
マックスウェルフードセンターの天天海南鶏飯

ただ、ホーカーそのものはシンガポール独自というわけではなくペナンなどを筆頭にお隣マレーシアでも一般的。昨年、シンガポールが登録申請すると発表した際には大きな反発が起きるなど、今回のリスト入りはマレーシアにとっては複雑な思いがあるのかなという気がします。

昨年はタイ・マッサージが登録され話題になりましたが、無形文化遺産の一覧は以下で確認することができます。

Browse the Lists of Intangible Cultural Heritage and the Register of good safeguarding practices | UNESCO

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